南極の冬至まで1か月。南極点は暗闇に包まれ、気温は、摂氏−73度(−100F)の世界。そんな厳しい状況下にオーロラや雪マリモと出会うことができました。アドベンチャーネットワーク・南極大陸からの情報です。

南極点で素晴らしいオーロラが現れました。
今年5月上旬に摂氏-73度(-100F)まで気温が下がった日が数日間あり、「300クラブ」の活動日程をこなしました。
研究所のスタッフの中には、まずサウナに入り身体を温め200度(F)(93℃)たあと、裸になり外気温−100度(F)のセレモニアル ポールまで走り、また基地へと戻ってきた人もおり、何と300度(F)の温度差をサバイバル!
南極観測基地の越冬隊による写真やビデオを下記のサイトでご覧いただけます。
「雪マリモ」は、冬にだけ見られるとってももろい雪の玉です。
南極大陸で極地研究所スタッフが見つけたのは屋外の燃料タンクを覗いた時でした。雪の玉は、空気が−60℃(−76°F)で南極の真冬に起こる現象で、 装備が整った研究者達が過ごす暖かい建物の下は平らになっており、穏やかな風が吹いていて、そんな風が雪の玉を形づくっていきます。
このような極寒の環境の中、雪面にできる薄い針状の霜で、風によって転がってできるといわれています。サイズは約30mmぐらい。日本人の研究者がドームふじで発見し、それを「雪マリモ」と呼びます。「Yuki」は日本語の「雪」、「マリモ」は北海道の阿寒湖のマリモに由来します。
南極大陸の研究者達は、そんなわずかな自然の姿を目にしながら南極の冬を越え、2013年の夏がやってくることを心待ちにしています。

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