
2013年サハラマラソン完走
結果を出すことが大事

石田さんを中心とした今回のメンバーは面白いと語る成田信一さん。他のコミュニティで南極の話題を出しても笑い話で終わってしまうけれども、今回一緒に行くメンバーはそうじゃない、一見むちゃなことでも実現してしまう、と言います。
「ランニングを始めたのは2009年頃。南極に一緒に行く石田さんに誘われて<え〜!ランニングなんかやるの?>と。最初は<フルマラソンを完走すればいいかな>くらいの軽い気持ちでした」。
2011年に肺炎になって2,3か月走れない時期がありましたが、2012年、初マラソンレースとしてサロマ湖100kmウルトラマラソンに参加。その後、飲み会で南極行きの話が出た折り、他のメンバーはサハラを走っているので、自分も体験しておかなければと、今年のサハラマラソンにもエントリー、見事完走しました。
「どうせやるなら目一杯やりたい。結果を出すことが大事」と成田さん。南極への思いを聞いてみました。
写真:2013年2月、南極トライアスロンのために北海道で合宿
自分の中の限界を取り払うイメージ

「サハラにしても、今回の南極にしても<そんなことできるの?>と多くの人は言います。<それはちょっと...>とか<そんなの無理>と。そう思う人はやらないし、当然できない。人は知らないうちに自分の中で限界を作っているんです。僕は自分の中の限界を取り払うイメージで南極にいどみます」。
タイムには興味がないと言う成田さん。南極での目標は完走です。
「-20度の外気に長時間さらされた経験がないので、それは大変だろうな、と思います。僕らはアスリートではないので、メチャメチャ練習するというわけではない。だからといって適当にやって行けるほど甘くはない。それなりに準備をして、ギリギリでもいいから完走するぞと」。
ペンギンがいると思っていたら、レース会場周辺にはいないと聞いて少しショックだったという成田さん。今は5〜10Kmを週2回程度のランニングに加えて、11月3日にチームリーダーの石田さんと一緒にツールド東北にも出場、100マイル(160Km)を自転車で走る予定です。
辛いこと、大変なことを避けて通るのは良くない。たとえ完走できなくても、辛い目に合う経験が、今後の人生で役に立つと語る成田さん。
「何かにチャレンジすることが大切なんです」。
写真:サハラマラソンのゴール

<プロフィール>
歯科医師免許取得後、大学病院に勤務。歯学博士取得後、2001年に「医療法人社団 スマイルデザイン 自由が丘矯正歯科クリニック」を開業。矯正専門の歯科医として今年23年目を迎え、<むし歯、歯周病、不正咬合>を防ぐ意識を全国に広め、病気ベースの歯科医療から健康ベースの予防医療への変革を推進している。
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