知られざる地球の不思議さと手つかずの大自然を肌で感じる究極のエコツアー。地球の鼓動が聞こえる大地「南極」、
イヌイットの住民達、野生動物との出会いがある「北極」。何かを感じさせてくれる極地旅行。
個人旅行の旅だからこそ、他では味わえない感動が!

去る10月、探検家アーネスト・シャクルトンの生まれ故郷、アイルランド・アタイの町の「アタイヘリテージセンターミュージアム」で開催された「シャクルトン オータムスクール」(2012年10月26日−10月29日・4日間)に、弊社スタッフが参加しました。

シャクルトンや探検家の極地探検に関するセミナーや芸術的作品のプレゼンテーションなどが盛り沢山のスクールの様子を、写真でご紹介します。

※シャクルトン オータムスクールは毎年開催しています。今年のスクール情報はこちらからご覧いただけます。興味のある方はご参考に!

■アーネスト・シャクルトン
アイルランド生まれの探検家。1914年南極を目指したシャクルトン卒いる船が航海中に氷塊に阻まれ座礁、18か月にわたる漂流の末、無事に隊員共々全員を生還したことで一躍有名になりました。冷静な判断と決断力で生還した功績は、現代の優れたリーダーとして今日でも称えられています。  
 

※全ての写真はクリックすると拡大でご覧いただけます。

町にはシャクルトン・オータムスクールの垂れ幕が掲げられていた。町を上げての一大イベントになっていることがわかる

町の中心にあるアタイヘリテージ博物館

博物館前に橇(そり)に積まれた食料や荷物の展示がされていた

100年前の衣装で探検家の隊員に扮装しているのは、信じられないほどの地位のある人格者

博物館前のテント内にはカメラや食料の展示がされている

写真家ハーレーの愛用カメラも展示されていたが当然ながらレプリカだった(テント内)

当時の探検隊の1日の食料(テント内)

1902年製ARROL JOHNSTON 自動車(博物館内)

デンデュアランス号の縮小模型(博物館内)

犬ぞりに利用した鞭とハーネス(博物館内)

セミナーは博物館のライブラリー(2階)で開催。極地関連本が多く販売されており、版数限定のレアモノが今回に特別に購入できた

セミナー風景

シャクルトンの孫娘との素晴らしい出会い

スコットの孫息子との出会いも!

シャクルトンの孫娘とフランク・タフィー。フランクは、このシャクルトン・ヘリテージミュージアムのディレクター

日本人 白瀬矗の南極記が販売されていた。大きく中央に置かれていたのは嬉しい限り。参加者のほとんどが白瀬の功績を高く評価されていたのが印象に残った

フランク・タフィー(写真)とジョー・オファレルがこのミュージアムを立ち上げた人たちだ。地元の名士は過去の素晴らしい功績と共に国際的にも幅広い人脈に富んだ人たちである。極地探検家達との強いコネクションとこの土地に住む誇りが強く感じられた

ジョー・オファレル

セミナー終了後に<日本人が初めて参加してくれたお礼>としてフランク主催のカクテルパーティーに招待された。
彼の邸宅(写真)は、博物館から車で5分ほどの場所にある大邸宅。奥様のお父様が住んでいた家で、7,8年前に引っ越してきたそうだ。
邸宅内にはライブラリーが3部屋もあり、それぞれカテゴリーにわかれていた。地下のライブラリーは極地本専門だ。
トイレは小部屋ほどの広さで、窓のステンドグラスが素晴らしかった。

居間の壁にはめ込まれていたのは、アイルランドの著名な人物の写真(写真)。ジェーム・ジョイスからサミュエルベケット、バーナードショー、イエーツ、オスカーワイルドまで年代別に飾ってある。

素晴らしいVIPとの出会いと社交界を覗かせてもらったのはラッキーであった。

ケルディア州にあるシャクルトンスクールの最終日は、フィールドトリップで締めくくり。個人でもツアー旅行でもなかなか訪れることができないだろう場所を巡った。

アタイヘリテージセンター博物館前に集合し、フランクのガイドでスタート。この地域の歴史などの説明を聞く。

フランクの口からほとばしる歴史上の年代や人物名が次から次へと流暢に解説してくれる。その姿はこの土地を心から愛するからこそ・・・

私たち、参加者への精一杯のもてなしを感じた。

最初に訪れたは、シャクルトンの先祖であり作家でもあったメアリー・リードビーターハウス(写真)。この周辺は、クェーカー教徒の住居跡でいくつか歴史的な建物が残っている

現在、ライブラリーと博物館になっており、1階がライブラリー。2階が1700年代のクェーカー教徒が使用した生活道具(写真左)や衣装(写真右)などが展示されていた。以前、ペンシルベニア州のアーミッシュ村を訪れたことを思い出した

次に向かったのがアイルランドでよくみられるハイクロス。塀に囲まれた中を覗くとなんと大きなハイクロスが現れた

ここだけ屋根があり、保護されていた

とっても高いハイクロスに近づくとその壁面には魚やライオンなどが掘られていた

次に向かったのがこの地域にあるラウンドタワー

サークル内にラウンドタワーと大きなハイクロスが。砦として、また処刑の場としても利用されていたとか

周辺は紅葉も後半に。冬支度はすぐそこまでやってきていた

この穴から男女の手を入れると願いが叶うとか

廃墟となったかつての教会も見学

最後に訪れたのが、シャクルトンの生家であった。シャクルトン家が住んでおり案内してもらう

2階の左窓の部屋がシャクルトンの部屋。6歳までこの家で過ごした

裏庭には使用人用の住宅や家畜小屋、車庫の建物があった

正面はどこまでも続く牧草地帯に牛が数頭、その先には大きなキルケア城が見えた。今では高級ホテルとして活用されている


【関連情報】  トライウエル・レポート「シャクルトン展示会場

コース紹介


注)すべてのコースは、海外主催会社が催行する旅行ツアーとなります。お申込みにあたり、自己責任の上でのご参加となりますことご承知おきください。