知られざる地球の不思議さと手つかずの大自然を肌で感じる究極のエコツアー。地球の鼓動が聞こえる大地「南極」、
イヌイットの住民達、野生動物との出会いがある「北極」。何かを感じさせてくれる極地旅行。
個人旅行の旅だからこそ、他では味わえない感動が!

南極半島&サウスシェットランド諸島クルーズ(南極圏横断)に参加された梶井寛さんから、体験談とともに写真と動画が届きました。壮大な氷山、野生動物の姿が美しい画像でご覧いただけます。また、写真では語れないペンギンやアザラシの愛らしくもユーモラスな様子、壮大な南極の風景を、鳥たちの鳴き声や荒れ狂う波の音と一緒に、動画でお楽しみください。体験者ならではの貴重なコレクションです!

梶井さん体験談

梶井寛さんの動画ギャラリー

※画像をクリックすると、それぞれの動画がご覧いただけます

アゴヒゲペンギンの走行
ペンギンのスイミング
南極の陸地に寝そべるアザラシ
魔の吠えるドレーク海峡その①
魔の吠えるドレーク海峡その②

梶井寛さんの写真ギャラリー 

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南極半島&サウスシェットランド諸島クルーズ(南極圏横断) 梶井さん体験談

1)いつ頃から南極への旅を計画なさってましたか? また、その動機をお聞かせ下さい。

元々、地球温暖化により、流氷が見られなく可能性を危惧し、前年に、知床で潜り、バックに流氷が写り込むような状況でのクリオネを撮影しました。そのようなこともあって、たまたま、図書館で南極ツアーの本を手にし、南極越冬隊でなくとも、南極に行けることを知り、状況が悪化しない前に、是非、ペンギンとクジラの写真を撮影したくなり、本ツアーに参加しました。

2)南極の魅力はなんだったのでしょうか?

人の手が全くかかっていない自然に自分の身をおけることと、写真や映像では感じることのできない規模感を味わうことです。

3) 実際に南極に行って感じたことをお聞かせ下さい?

元々、南極に訪れる場合の国際ルールが確立されており、ペンギン、アザラシ等にストレスを与えないように、、5m以上の距離を保つ等のルールが厳格に守られていることから、彼らは人間を恐れることがなく、人間が自然に同化し、自然な形で動物に接することができました。
また、氷河の大きさには、只々、圧倒されるばかりで、デッキで昼食バイキングを楽しんだ時は、船体と同じ大きさの氷河自体が流れて行くような錯覚を覚えました。

4) 寒さはいかがでしたか?

風が無い日が多く、-2度から2度前後を推移し、寒さを感じませんでした。お陰で、寒さ対策のために、ホカロン、衣類等、一度も使わずに持ち帰ったものもありました。北海道でスキーをしていた方がよっぽど寒いです。

5)これから南極に行く人たちに一口アドバイスをお願い致します(所持品,上陸時の諸注意など)。

  • 私は船酔いには強いのですが、結構揺れるので、船酔いしやすい人は、抗ヒスタミン(酔い止めパッチ(持続性)。但し、日本で市販されているかは分りません。)を持っていくと良いかも知れません。
  • 防水用の防寒具の上着はプレゼントされるのですが、ズボンは自身で持っていく必要があります。ゾディアック(10人乗り用の船外機のついたゴムボート)は濡れているので、防寒且つ防水用のズボンが必要です。
  • 水は濾過後、再利用されているようで、飲料として不可と言うように濁りがあります。クリーニングは高めですが、依頼後、1〜2日で戻ってきます。ここで、下着もクリーニングに出せるのですが、自分で洗いました。ちょうど、100円ショップで洗濯バサミがついたプラスチック製のものを持ち込みまいしたが、便利でした。また、スキーウェアや他の濡れたものを室内に乾かすため、針金のハンガーを持っていきましたが利用価値がありました。
  • カメラ等は、ゾディアックの中では波を被る場合もあります。レンズとカメラを水から保護するため、スキューバ用のビニールのリックを持っていき、撮影したら、その中にしまい、不意の大波から機材を守ることができ、重宝しました。
  • 強風の時は帽子よりも、頭に被る、防寒マスクが便利です。
  • 洗濯石鹸を持っていくのを忘れたので、ウスワイアのスーパーで購入しましたが、漂白剤が入っているため、色落ちがしました。自分で洗濯する場合は、日本から持ち込んだほうが無難です。
  • ウスワイアには両替所が1箇所しかありません。タクシー等、キャッシュが必要な時が多いので、日本で米ドルまたはペソに換金した方がよいです。因みに、米ドルはどこでも、受け入れてくれるので、全部使い切らなくとも、次回の旅行で使えるのでいいと思います。
  • 南極の海に飛び込むイベントがあるので、是非、挑戦したい人は、水着とゴーグル等をお忘れなく!
  • 南極大陸には郵便局があり、切手(ペンギンの切手があります)とポスターカードは現地で調達できます。ポスターカードは船内および南極大陸にもありましたが、ウスワイアの方が種類が多くお薦めです。特に、南極大陸から、手紙を出すと喜ばれるので、事前に、送り先の住所一覧を作成しておくと便利です。
  • optionとしてカヤックとキャンピングができました。キャンプは寝袋が用意されるのですが、テント内と外があり、また、人気があるようで、はやめに申し込むか否か判断された方がよいです。

【追記】

今回、私はスペイン人とイギリス人との相部屋でした。スペイン人は、48歳の独身でしたが、毎日、お母さんに電話、イギリス人は40歳、独身ですが、一人で来たため、彼女が不機嫌となり、これまた、毎日、電話していました。外面しか、見えない部分を知ることができましたし、食事は全員でとるので、毎回、色々な国の人(今回は20カ国)と会話を楽しむことができました。イベントとして、南極に船から飛び込むことがあり、いざという時のために、お腹にベルト、そしてスタッフがロープを握りしめる状況下で私も参加しまいた。

元々、南極で泳ぎたくて、水着を持参していました。みなさん、脂肪が十分ついていて保温効果があると思いきや、飛び込んだと思ったら、飛び上がってきていました。
一方、私は普段から水泳をしていたこともあり、クロールをしていたら、外野から、次は、ブレスト!、バックストローク!、バタフライ!と声援に答えていました。ところが、あまりに長く泳いでいたためだと思うのですが、引っ張り上げらてしまいました。昼飯の時に、Hiroshi is animal.ですって。すかさず、 Human belongs to animal.だと言い返しましたが・・・・。 

期待していたクジラの出現があまりに少なかったため、太陽が出ている5時〜21時まで、甲板で粘っていたら、私はパパラッチだと言われてしまいました。また、夏の季節、雲が多いのでオーロラはめったに見えないそうですが、見えるとしたら、午前、2時頃だと言われたので、毎日、朝2時に起きて、確認したのですが、雲空、雪、雨により、晴れた日は無く、次回、北半球でのオーロラまでお預けとなりました。 

 ご回答ありがとうございました 

コース紹介


注)すべてのコースは、海外主催会社が催行する旅行ツアーとなります。お申込みにあたり、自己責任の上でのご参加となりますことご承知おきください。