知られざる地球の不思議さと手つかずの大自然を肌で感じる究極のエコツアー。地球の鼓動が聞こえる大地「南極」、
イヌイットの住民達、野生動物との出会いがある「北極」。何かを感じさせてくれる極地旅行。
個人旅行の旅だからこそ、他では味わえない感動が!

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11月16日に泳いだのはデセプション島です。雪はちらつき、気温は-2度水温は多分+2度くらいではなかったでしょうか。サウスジョージア島からシェトランド島に向かい、朝にハーフムーン島に上陸しました。その後移動してデセプション島に行きました。前日のRECAP時に泳ぐ人はその準備をということであったので、昼食後水着を着て行きました。

午後ゾディアックで上陸して硫黄のにおいがしたので温泉があるかと思いましたが、浜は雪で覆われていました。英国の基地跡の建物を見たのち墓地にも行きました。浜にはゼンツーペンギンや豹アザラシがいてあごひげペンギンも1羽見ました。
 
ゾディアックの着岸地点がスイミングの場所で私が泳ぐ前に3人ほど先に海に入っていました。私が泳いだのは誰も海に入っていなくて、浜で水着になりスタッフにカメラを預け撮影を頼みました。水に入り、まず水を体にかけ(スイミングクラブのコーチからのアドバイス)遠浅の海に入り胸までつかりました。そこからクロールで20mほど泳ぎ岸に戻りました。スタッフからバスタオルを渡され、身体を拭き水着の上から衣服を着ましたが、足元から冷えてきましたが、すぐにゾディアックに乗り船に戻り風呂に入り身体を温めました。 
ゾディアックに乗るとき、4人ほどか水に入っていきましたが、泳がずすぐに上がっていたのが見えました。後から聞くと15人ほどが水に入ったようでした。多分泳いだのは私1人でしょう。アジア系の人が14人(香港7人、台湾2人、中国1人、USA2人、カナダ1人)乗っていましたが、これも私だけでした。
 
クルーズ最終日のドレーク海峡通過時、部屋にクルーズ参加証とOCEAN DIAMOND ANTARCTICA POLAR SWIM CLUBの認定証が遠征隊リーダーとドクターのサインで入っていました。過去のスイミング写真やYOUTUBEを見ると、タラップから安全ベルトを着け飛び込むのを見ましたが、今回は違いました。 

 トライウエル・アンケート 

1) いつ頃から南極への旅を計画なさってましたか? 
  また、その動機をお聞かせ下さい。

13年前にパタゴニアに1ケ月トレッキングに行きました。その際ウスアイアで停泊しているクルーズ船をみて南極に行きたいと思いました。
旅行社でカタログをもらい毎年それを眺めていました。ヒマラヤやアラスカ、スカンジナビアなど極地に近い気候の場所にはほとんど行きました。あとはカナダのニューファンドランド、グリーンランド、両極が残っていました。 
 

2) 南極の魅力はなんだったのでしょうか?

自然と動物を見ることが好きで、ペンギンも南アフリカ、チリ、アルゼンチン、ニュージーランド、オーストラリアで見ましたが、これらの国で見れなかったペンギンを是非見てみたいと思っていました。
ペンギンコロニーを目前にしてこれはすごい場所だと感じました。 
今回もテレビで見るような氷の上にいるアザラシをシャチが集団で襲っている光景を目の前で見ることが出来ました。(あとでガイドがその風景を撮影していました。それをコピーさせてもらってきてあります。)
 

3) 実際に南極に行って感じたことをお聞かせ下さい? 

初夏のため天候が安定せず予定していたところに上陸できませんでした。船長や探検隊のリーダーの判断でほかのところに移動して上陸したことも度々ありました。いつも山に登っているので自然と立ち向かうのにはどういう風にすればよいのか自分で判断するしかありません。大勢のゲストを守るための努力は大したものです。リーダーシップを発揮してツアーを続けさせてくれ感謝しています。 
それからワンチャンスでけであったデセプションアイランドで泳げたことが本当に良かった。ポーラースイミングクラブの会員に認定されました。


10ケ国以上の人が集まった船内では一人だけの日本人でしたがつたない英会話で毎日違うテーブルでいろいろな人と触れ合えたのが大変良かった。またブリッジは昼間はほとんど出入りができ航海士や船長と話ができ、鯨が泳いでいるのを教えてもらったり、GPSやレーダーなどの機器の見方なども聞きました。


今回の船は8000トンクラスのクルーズ船で以前川崎汽船がソングオブフラワー号として使っていた船でした。クルーズ船としては少し古いですが設備はよくインターネットアクセスができます。自分のパソコンを持ち込めばWEBの閲覧やメールもできます。
前方の 6Fの部屋でかなりの揺れを覚悟していましたがドレーク海峡も比較的波が少なく(波高は3〜5m)あまりたくさんの人がドクタールームには行ってなかったようです。 

4) 寒さはいかがでしたか?

一番寒いところで−5度くらい。しかし風が強くブリザードにサウスジョージア島で遭遇しました。ゾディアックが強風のため運航できず、最後に20人ほどのゲストと探検隊スタッフが取り残され2時間足らず浜にくぎ付けになりました。風速は30m/hもあったと思います。体感温度は−32度にもなりました。弱っているひとも数人いましたが、船からの連絡で戻れることになったのはラッキーでした。 
大体−2度〜+5度くらいの気温でした。泳いだときは気温−2度、水温+2度くらいであまり冷たくは感じなかったです。 
 

5) これから南極に行く人たちに一口アドバイスをお願い致します   (所持品、上陸時の諸注意など)

ザックは防水バッグになったものが良い。防水パンツをいつも使っているゴアテックスの雨具を使いましたが古いので撥水性が無く濡れるように感じました。ゴアテックスではなく釣り用のゴム引きのズボンでもよいでしょう。 防寒具はクオークからの支給品のジャケット(防水性の良い少し生地の厚いナイロンの外衣+厚いフリーズジャケット取り外し可能)で十分でした。


私の上陸時の衣料はアンダーウエアはポリエステル製の長袖シャツ、タイツ、そして登山用のポリエステル製シャツ、ズボンは登山用のオールシーズン用、そしてゴアッテクス製パンツ、クオークの外衣でした。
帽子はニット製、靴下は登山用の薄手の物+少し厚手の物でした。(レンタル品のラバーブーツを履くと蒸れてブーツの中が濡れました。そのため重ねて履くのが良いでしょう)


天気が良い時はゴアってクス製のジャケット(雨具の上)にベースボールキャップで歩きました。特にハイキングの際、沢山の衣料は必要ありません。毎日洗濯をすればすぐに乾きます。ズボンやフリースはランドリーサービスに出せば24時間くらいで仕上げてくれました。


上陸の際はA,Bの2グループに分かれ後のグループになるとかなり待たされます。あまり早く集合場所にいくと特にそうでした。アナウンスをよく聞く必要があります。
ゾディアックに乗るとき波で揺れるときがあります。スタッフのいうことを守れば心配することはありません。あとは自然保護の考えを持たなければ意味がないので、毎日のブフーリングをよく聞き、スタッフの言うことを守れば間違いがありません。

 

 ご回答ありがとうございました 

コース紹介


注)すべてのコースは、海外主催会社が催行する旅行ツアーとなります。お申込みにあたり、自己責任の上でのご参加となりますことご承知おきください。