知られざる地球の不思議さと手つかずの大自然を肌で感じる究極のエコツアー。地球の鼓動が聞こえる大地「南極」、
イヌイットの住民達、野生動物との出会いがある「北極」。何かを感じさせてくれる極地旅行。
個人旅行の旅だからこそ、他では味わえない感動が!

【2008年 8月参加 片野さんご夫妻】 

スピッツベルゲンクルーズ  

1)いつ頃から北極への旅を計画なさっていましたか? その動機は?

日報アイビー社の『環境展』用の仕事で、写真とビデオ撮影、地球温暖化の取材を依頼され、「北極」へ。6月に依頼され、どうやって北極へいけばいいかをインターネットで探し、御社のクルージングに出会いました。

2)北極圏(スピッツベルゲン)の魅力はなんだったのでしょうか?

行く前は、自分で選んだ旅ではなかったので、「惹かれた」というより、「白クマ」を撮らねば・・・、という義務感が先にたちました。 寒さや船、密室(船の客室)で10日間過ごすことに不安もありました。

3)実際に北極に行って感じたことは?

まず、思ったよりずっと暖かく(0-6℃)、また船の中の生活はホテル住まいのようでした。 今や温暖化に警告を鳴らすためのシンボルとなった白クマのほか、トド、北極キツネ、トナカイにも出会えました。ゴムボートで氷河や雪山を近くで見、島へ上陸してのショートハイキングもありました。スピッツベルゲン島は、沢山の動物が生息するので、大自然の中の生き物たちを真近に感じることができました。


あるハイキングでは外国から流されてきて海岸へ到着したゴミ拾いのクリーン活動をしました。北極からはるかかなたの、カナダ・アメリカ・中米からのゴミもあり、北極が地球全体の影響を受けていることを感じることができました。地球はひとつの生命体という実感が湧きました。

4)寒さはいかがでしたか?

0−6℃くらい。風も穏やかで、暖かかったです。船内も暖房が効いていて、寒くはなかったです。冬の北海道より、ずっと暖かでした。

5)これから北極に行く人たちに一口アドバイスをお願い致します (所持品、上陸時の諸注意など)

ゴアテックスの防寒着とゴム長は必需品ですが、船の中で借りることができます(クルージングの船や旅を主催するエージェンシーにもよるかもしれませんが)。

あたたかい帽子、手袋、厚手の靴下は必要です。12人乗りのゴムボートで海に出る場合は、かなり寒くなりつま先まで冷えました。厚着し、靴下も2枚重ね、ホカロンなどあると便利。


上陸時は、波打ち際に足をついてゴムボートから降りるので、ゴム長で出かけます。お天気のいい日は、歩くと暑くなる場合もあるので、調整できるように。


ゴムボートに乗り降りの際、両手があくように、という指示があります。カメラやビデオを入れるにも、リュックサックが便利でした。

【2008年7月参加 白石 様】 

スピッツベルゲンクルーズ 

1)いつ頃から北極への旅を計画なさっていましたか? その動機は?

北極体験2008-01.jpg

以前、南極のクルーズ(2004年12月)に出かけて、とてもすばらしかったので、次回はぜひ、北極に行きたいと、ばくぜんと思っていました。今年の6月に、他社さんのツアー旅行の冊子の中に、アラスカクルーズというものを見つけ、その美しい氷河の写真を見て、またぜひ氷河を見に行きたいと、思い立ちました。その直後、PCの故障で、1ヶ月間調べることができず、修理があがった7月になってから、アラスカクルーズを問い合わせしてみたら、もちろん満席で断られました。


その後、北極クルーズを検索してみたら、皆既日食のついた北極クルーズ(バフィン島のコース)をこちらのHPで見つけ、こちらのほうが面白そう!と思い、ダメもとで(期日が迫っているのできっと無理)問い合わせをしてみたのがきっかけです。


そして、バフィン島の皆既日食の・ツアーは、空いていませんでしたが、スピッツベルゲンの皆既日食のツアーならまだ空いているとすすめられました。


田島さんから、直接、スピッツベルゲンの写真を見せてもらい、お話を伺ったことで、不安な要素(英会話が苦手、出発まであと10日等)よりも、白熊を真近で見てみたい、皆既日食のチャンスは今回だけ、という積極的な要素の方が、上回って、今回のクルーズに参加することに決めました。
 
ちなみに、皆既日食は見ることができませんでした。天候が悪くて見れないのならば、まだあきらめがつきますが、皆既帯と言われるエリアまで結局行かなかったのです。皆既日食ツアーというタイトルなのに皆既帯に行かないなんて、日本の旅行会社だったら、こんなこと絶対ありえません。海氷が厚くてこれ以上進めないという理由でしたが、海氷が厚いのはあらかじめ何週間(何ヶ月)も前からわかっていたはずです。その場合、氷砕船を準備し、氷のなかを北上し、皆既帯というエリアまで行く。それが皆既日食ツアーというタイトルである限り、最低保障される条件のはずです。氷砕船があっても、北上するのは危険というのであれば、皆既日食というタイトルをつけること自体が偽り(詐欺)であることになります。正直言って、皆既日食に関しては『ダマされたぁ!』と思っています。皆既帯まで連れて行くことができないのであれば、最初から部分日食のツアーというタイトルにするべきです。(部分日食ツアーだったら絶対参加しませんが)今日や明日の天気と違い、海氷の状態はかなり前から分かっていたことなのですから、本来、このようなケースの場合、部分日食になる可能性が大きいですがそれでもいいですか?とか、あらかじめ参加者に断わりのひとつもするべきなのが正当な対応だと思います。今回のクルーズはスピッツベルゲンだけならいいのですが、皆既日食クルーズというタイトルがついていたこと自体が大問題だったと思います。(偽りというか、ある意味詐欺です。)今回の参加者が全員皆既日食を見れなかったことに対して、あの理由で納得しているのか?それともあきらめたのか?もっと、英語が堪能だったら、ぜひとも聞いてみたいところです。アメリカ人が多数参加してたら、絶対、訴訟を起こされていたと思います。


厳しいことを言うようですが、後に参加する人たちが、また同じようなことになって、トラブルにならないよう、ありのままを述べておきたいと思っています。

2)北極圏(スピッツベルゲン)の魅力はなんだったのでしょうか?

今回、出かける前に魅力に感じたこととい言えば、なんといっても、自然のままの白熊に出会えるというこことでしょう。次に北緯80度の北極圏にあり完全な白夜体験ができること。 そして、美しい大氷河や極地の花々がたくさん見れること。そしてそして、なんといっても、今回に限っては極地での皆既日食が見れるということが最大の魅力でした(行く前は)。

北極体験2008-02.jpg

3)実際に北極に行って感じたことは?

白熊だけでなく、セイウチ、アザラシ、トナカイ、鯨、北極キツネに珍しい鳥たち、高山植物のようなかわいらしい花々と、動植物が多くて、結構予想以上に楽しめたということ。鳥のコロニーがわりとあって、鳥たちの生息数の多さに驚きました。


また、南極に比べ、晴天率が高いのではないでしょうか?青空に映えた真っ白い氷河の美しさも格別です。


自然のままの北極ぎつねの子供たちが、かくれんぼしているようなあどけないしぐさには、完全にはまってしまいました。かわいすぎです!お母さん熊を必死で追いかけて、ついていこうとする子供の白熊もまた、とってもかわいいんです。『ママー!待ってぇー!』という声がまるで聞こえるかのようです。見ているこちら側も思わず応援したくなります。


 こんな光景をみていると、スピッツベルゲンにきてよかったとつくづく思います。また、これが一番肝心なことなのですが、スタッフの人たちが、とても親切で丁寧に対応してくれるので、英語が少々不慣れでも、全く問題なくとても快適に楽しく過ごせたこと。わかりにくい英語で話しかけても、いやな顔ひとつせず、聞き取ってくれようとするし、英語が聞き取りやすいようにゆっくり丁寧に話してくれる。私たちが英語の聞き取り不足で困らないよう、あらかじめ、気を使って話しかけてくれたりする。


双眼鏡を落としてなくしてしまったり、めがねやビデオカメラの一部が破損したりといろいろあった割には、いつでも快く助けてもらったので、とても感謝している。私がバビロブ号が2度目だったこともあり、日本人にはとても好意的に接してくれているように感じた。

4)寒さはいかがでしたか?

北極は風があり、無風にちかい南極に比べ明らかに寒いです。気温だけで判断しないほうがいいです。それでも、まだ7月中は晴天のランディングのときなど、長く歩くと暑いという日もありましたが、8月になったら、まるで、秋になったjかのように涼しく(寒く)なってきました。最初のころと同じ晴天のランディングでも、場所は南におりてきていても、最後のほうのランディングのほうが明らかに気温が下がって、涼しい(寒い)北風が吹いてきました。


田島さんのアドバイスどうり上7枚、下5枚、厚手の靴下3枚、厚手のウールの帽子と手袋、それに襟巻き、があれば少々寒がりな私でも、完璧でした!装備は念には、念をいれて、という位がちょうどよいと思います。他の国の参加者で装備が甘くて、一番上のジャケットを借りている人が多数いました。双眼鏡もそうですが、レンタルでいろいろと貸し出してくれるので便利です。

北極体験2008-03.jpg

5)これから北極に行く人たちに一口アドバイスをお願い致します (所持品、上陸時の諸注意など)

最初、行く前に、カヌーのオプショナルを希望していたのですが、 これはとらなくて正解でした。もしも、カヌーのオプショナルに参加していたら、スピッツベルゲン有数の美しい大氷河を、思う存分楽しむことができなかった。(撮影ができなかった) この日は晴天で、またとない機会だった。これを見逃していたら、絶対に後悔していたと思う。


また、一番最初の白熊遭遇にも立ち会えなかった。カヌーをやるということは、その分、別なものをあきらめるということなので、せっかく北極にいるのだから、北極でしかみれないもの、できないことを楽しんだ方がいいと思いました。カヌーをやったほうがいい時というのは、周囲の景色がまるで水鏡のようになって写り込んでいるような絶景の海の時で、このような時は上陸して歩きまわるよりも、美しい海を肌で感じながら、のんびりとカヌーをする方が楽しい? 

ただ、北極は南極に比べ、風が多く、なかなか海の状態が水鏡にはなりにくいというのが正直なところです。 また、上陸のときはなるべくなら長靴の方がいいと思います。今回、ランディングの時はいつもロングのコースを選び、持参のトレッキングシューズで軽快に歩きまわっていたのですが、経験豊富なリーダーでさえも予測のつかない場所というものがありました。見かけはふかふかしたコケの大地に見えるのですが、実際は沼、または川という場所です。シューズで行った人はリーダーも含め、みんな足首の上までぐしょぬれです。長靴の人でも、足をとられ、長靴がぬげてしまったりして悪戦苦闘でした。まだ、クルーズ半ばだったのでシューズはきれいに洗い、船内で十二分に乾かすことができましたが、後半だったり最後のランディングだったりしたら、替えのシューズがない場合、半渇きの靴を履いて帰らなければならないということになりかねません。ミディアムやショートの人ならなおさら長靴で十分です。ロングのように急いで歩く必要はないし、どんな場所でも長靴ならほとんどの場所が対応できるので。


 また、気がついたことは、乾燥した船内では、静電気が身体にたまりやすく、それを防ぐには化繊の衣服よりも、ウールや木綿などの天然の衣類を着ていたほうがよいということ。私はその方法で、断然快適に過ごすことができ、船酔いも完璧に防ぐことができました。今回一度だけ、化繊の衣類で重ね着をしていたら、静電気とともに、すぐに船酔いのように気持ち悪くなり、ためしに天然衣類に着がえたら、うそのように、即刻、治ってしまった。ちなみに、クルーズや上陸の時は戸外なので、その必要はない。


 最後に、これは忘れない方がいいと思ったものは、部屋で履く水にも強いサンダル。
シューズがぬれてしまったときも重宝したし、シャワーのときも靴を履くより快適で便利。 また、厚手のウールの帽子、さすがにこれはレンタルしてないから。帽子を忘れた人は皆、ジャケットについてる帽子をほっかむりしていたが、みんな寒そうな顔してた。


 お部屋でお茶等を飲みたい人は、小さな水筒を持っていくと便利。お湯はつくっでもらえる。 また、以前のバビロブ号(南極)の時は、食事が全体的に油っぽくてだんだんご飯(日本食)が恋しくなったという記憶があった。そのためアルファ米と味噌汁等を十分持参し、一日に一回位は日本食を食べた。おかげで北極クルーズの方が、南極クルーズのときより体調は抜群によかった。

日本の素朴なお菓子もけっこう持参した。これらは、他国の人とお友達になった時に配ったり、スタッフにお礼も兼ねて差し上げたら、喜ばれた。

アンケートにご協力ありがとうございました

皆様のお声をお待ちしております

お問い合わせは・・・トライウエルインターナショナル
TEL:03-3498-2926/FAX:03-3498-2934

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