【2007年2月出発 山田俊文 様】
南極については、まだ小学生だった頃に、映画『南極物語』を見てからずっと憧れの場所でした。行かれないと思っていた場所がひょんなきっけで、最近は観光として行くことが出来る事がわかり、即今年に南極旅行を決めました。
実際に行って究極の自然を肌で体験した南極は一言で「言葉にならない感動…」地球上からいったん離れたような錯覚に陥りました。人生観がガラッと変わりました…。これから南極に行く方々へのお薦め…。
南極に行ったら是非ともカラファテの氷河観光にも立ち寄ってみてください。こちらも雄大な自然を堪能できます!
※現地に持参して便利だったのは、このような自己紹介カード。いっぱい持参してみんなに配ると、早く名前も覚えてくれるし、帰国後にメールの交換もできるのでとても重宝しました!
【2007年2月参加 岡山県在住 R・M様】
1)いつ頃から南極への旅を計画なさってましたか? また、その動機をお聞かせ下さい
行きたいと思ったのが3年前、行こうと決めたのが2年前、準備をし始めたのは1年前、です。サウスジョージア経由の長いツアーなので、休暇の調整に時間がかりました。
2)南極の魅力はなんだったのでしょうか?
険しく大きい
3)実際に南極に行って感じたことをお聞かせ下さい
あの大きさは実際に体感しないとわからないスケール感覚です。
残念だったのは、鯨が近くで見られなかったこと、晴天に恵まれなかったこと。あとやっぱり船の揺れは凄いです。ずっと船酔いしてました。
4)寒さはいかがでしたか?
寒さについては、皆さんが書かれているとおり。また、私が行ったときのデセプション島の温泉は水温2℃、水泳大会では1℃でした。冷たいですが、特に水泳の方はすばらしい体験でした。
5)これから南極に行く人たちに一口アドバイスをお願い致します (所持品,上陸時の諸注意など)
フォークランド&サウスジョージア経由ツアーの体験談があまり無いようでしたので、日本で渡された予定表で知らされていなかったような、細かいことを書かせていただきます。
【フォークランド諸島】
スタンリー港には、博物館や郵便局があり、お土産屋も何軒かありました。通貨は£。博物館の入館料はUS$でもOK、土産屋はクレジットカード可のようでした。
【サウスジョージア】
任意で「シャクルトン・ウォーク」という特別エクスペディションに参加できました。サー・シャクルトンが歩いたルートの一部を歩かせてもらえます。3時間程度の登山で、登りは難所は無いですが、下りは急斜面。参加される場合はトレッキングシューズ持参をおすすめします。ちなみに不参加者は別のところに上陸していつもどおりペンギンや鹿の見物だったようです。
グリトヴィケンでの上陸では、ちいさな教会と博物館があって見学ができました。博物館にはショップが併設されており、簡単なおみやげものがあって、郵便も出せるようでした。通貨はここも£でしたがUS$、カードも可。このときは£1=US$2の計算だったと思います。
また、フォークランド・サウスジョージア経由だと、行きはドレイク海峡を通らないため、そんなに揺れませんでした。ただし移動が長いため、そういった中途半端な揺れがずっと続きます。いずれにしろ船酔い対策は充分すぎるほどにしておいたほうがよいかと。
最後にフィルムについて。どのガイドブックにも「ISO値は100程度で充分」とありましたが、私の場合晴天にめぐまれることがほとんどなかったので、400が適当でした。
【南極点フライト】2006年12月29日〜2007年1月4日
宮内 隆輔さん(東京都在住) 石田裕子さん(東京都在住)
1) いつ頃から南極への旅を計画なさってましたか? また、その動機をお聞かせください
北極に行った2003年から南極行きを計画中、田島さんにあって急遽具体化。動機は、若いときからの放浪の旅をエベレスト・南北極点で終止符を打つため。
2006年10月。南極点へ行かれる情報を得たので。(北極点をすでに旅行済み)
2) 南極の魅力はなんだったのでしょうか?
南極基地が立派すぎて感激できない。大自然と日常からかけ離れた生活。
3) 実際に南極に行って感じたことをお聞かせください
寒さは北海道程度。今年が暖冬のせいもあるが、天気が悪く風が吹くときは行動しないため。私でも行かれた事。 自然の厳しさと美しさ。
4) 寒さはいかがでしたか?
寒さは北海道程度。思ったより寒くはない。
5) これから南極に行く人たちに一言アドバイスをお願いします
(持ち物や諸注意など)
待つ、忍耐の旅で老人向き。若者は飛行機でなく、スキーや山を目指すぺし。案ずるが生むがやすし。思い切った行動、その時の気象状況に頼るので自分が良いと思うもの。
【2006年12月参加 井上尚、なつ紀 ご夫妻 大阪在住】
1)いつ頃から南極への旅を計画なさってましたか? また、その動機をお聞かせ下さい
数年前に新聞で「環境保護のため、南極立ち入り禁止区域拡大」という記事を読み、そもそも調査隊しかいけないとおもっていた私は、「拡大」ってなんだ??と思い、調べてみると一般人も行けるということを知りました。行き方などを調べているうちに、トライウェルさんの存在を知り、問合せいたしました。何社か問合せいたしましたが、トライウェルさんの対応が一番早く、スムーズだったので、トライウェルさんに決めました。 ただ、仕事を2週間以上やすまなくてはならず、今回新婚旅行の行き先として決めました。動機や理由を説明すると、会社も快く休みの届けを受け取ってくれ、また、妻なつ紀も喜んで賛成してくれました。
2)南極の魅力はなんだったのでしょうか?
一言で言うと「原点」。観光地らしきものは何もないけど、空と海と氷しかない何か地球の原点を感じさせるところでしょうか。新婚旅行だからというわけではないが、それは自分たちの2人の人生の「原点」にふさわしい旅行先だと思いま した。そして、ペンギンやアザラシ、出来ればクジラやイルカも是非見てみたいですし…。
3)実際に南極に行って感じたことをお聞かせ下さい
「すごいッ!!」「壮大さ」「美しさ」来てよかったなぁ!!って実感しました。それと、「かわいい〜!!」も連発でしたね(^^)
4)寒さはいかがでしたか?
通常の防寒であれば、問題ないと思います。冬のゲレンデに行ったことがある人はその感覚で問題ないと思います。私は趣味でしているスノーボードのウェアーで十分でした。上陸時は用心して、さらに厚着をしましたが、暑くて上着を脱ぐことが多かったです。ただ、場所が海ですので、ウェアーが塩水に触れるのはもったいないので、下はタイツ一枚+ズボン+薄いレインウェアー(安いもの)をはいていました。
5)これから南極に行く人たちに一口アドバイスをお願い致します (所持品,上陸時の諸注意など)
私たちのツアーではスタッフが着るのと同じような上着を約50ドルで販売していましたので、それを着用している人が結構いました。また、船内は過ごしやすい温度に保たれていますが、濡れたものや洗濯物がすぐ乾くほどではないので、トレーナー(手洗い後乾くのに3日以上かかりました。)などの厚手の衣類は予備を持っていった方がいいと思います。靴下や下着などは、ヒーターの上に置くと一日か二日で乾きました。酔い止めは必ず持っていった方がいいです。南極は人生観を変えさせられるほどの魅力と感動がありました。空と海と氷と限られた種類の動物しかいませんが、今までにない旅の感動がありました。
【2006年11月参加 白谷純子 様】
1)いつ頃から南極への旅を計画なさってましたか? また、その動機をお聞かせ下さい
思いは7〜8年前から。アラスカ、グリーンランドで氷河、流氷のグレイシャーブルーを見てから、いつかは南極の氷をみたいと思い続けていた。今回の旅の具体化に踏み出したのは出発の4ヶ月ほど前。
2)南極の魅力はなんだったのでしょうか?
見渡す限りの氷!が見たかった。鳥肌が立つほどの数のペンギン!が見たかった。(時間的にも、金額的にも)簡単にはいけない。
3)実際に南極に行って感じたことをお聞かせ下さい
思った以上に氷・雪の世界を満喫できた(11月出発だったからより良かったのかも)。ドレーク海峡を過ぎても、波が高い日もあり、そんな海面や吹雪を見ていると、大自然のすごさを改めて実感した。そんな荒れ日でも湾に入ると、外海の荒れ模様が嘘のように鏡のような海面に、流氷・氷山が浮かび、周囲の雪山が映る景色は言葉を失うほど、美しく、様々な自然の景色を楽しむことができた。
残念ながら、ペンギンはアデリーとジェンツーの2種類しか出会えなかったが、それでもそれぞれをじっくり観察しているとかなり楽しめた。こちらがじっとしていると近寄ってきてくれることも!
4)寒さはいかがでしたか?
上陸時の気温は、7〜−3℃くらいだったが、実際の気温以上に風が吹くと非常に寒く感じた時もあった。雪山を登っていると暑いくらいの日もあれば、防寒具を着込んでいてもあまりの風の冷たさにうずくまりたくなるほど寒い日も。
5)これから南極に行く人たちに一口アドバイスをお願い致します (所持品,上陸時の諸注意など)
やはり英語力はあるにこしたことはないかと。
→予定表は前日に配られるが、実際は当日にアナウンスで上陸時間や順番などがアナウンスされるので。聞き取れなくても、スタッフや他の乗客に聞き直せば良いのでどうにかなるが。
→せっかくのレクチャーを100%理解できれば、きっともっと楽しかっただろうと思う。
→他の乗客の方たちと、楽しく話をするにはある程度の語学力とともにモチベーションの維持が必要だと思う。
船では英語が共通語だが、上陸前後の町ではタクシーやお店などで英語が通じないこともあり、最低限のスペイン語も必要だと感じた。
寒さで1台のデジカメが動かなくなった。もう1台のデジカメは問題なく動いたので、カメラの特性にもよると思う。持っていくカメラが寒さに弱くないかのチェック、弱そうな場合は防寒対策や、予備カメラの用意が必要だったと感じた。
船内にいる時はサンダルで過ごしていたが、デッキに出る場合には、滑らない靴が必要。(凍っていたり、濡れている場合が多かった。船や時期によって、状況は違うかもしれませんが)
船内では自由に飲める飲み水があったが、乗船前にペットボトルの水を買っておいて良かった。激しい揺れのときなど、ペットボトルなら枕元に置いておけるので。(サーピック号ではペットボトルの水は販売していなかった)
船酔いの薬は、多めに準備した方が良いかも。揺れの具合はその時によって分からないが、行き帰りのドレーク海峡以外にもかなり揺れる日があった。飲み薬以外にも、手首に巻く酔い止めバンド、耳の後ろに貼るパッチなどを付けている乗客・スタッフが多くいた。
折り紙を持っていったおかげで他の乗客の方々と仲良くなるきっかけができました。上陸できなかった日には15人くらい集まって、折り紙教室を開催し、みんなでペンギン・クジラ・オキアミ等々を作りました。
【2006年11月参加 都築学 様】
1)いつ頃から南極への旅を計画なさってましたか? また、その動機をお聞かせ下さい
漠として、考えていたのは10年以上も前。学生時代に既に他の全ての大陸に行ってしまっていて、私にとって、残された最後の大陸だったからです。
「一体どんなところなんだろう」という極めて素朴な想い、純粋にこれが動機だったと思います。爾来ずっと機会をうかがっていましたが、この度、勤続10年の報償として通しで2週間の休暇が与えられるという会社の制度を利用して、ようやく今回の旅が実現できました。具体的にツアーについての情報を収集し始めたのは1年程前だったと思います。
2)南極の魅力はなんだったのでしょうか?
「この世の果て」、「未知の世界」。なんと魅惑的な響きでしょう。ただ行ったことがないという以上に、好奇心をかき立ててやまない、私にとって南極とは、そんな場所だったのだと思います。
3)実際に南極に行って感じたことをお聞かせ下さい
「生命の力」の一言。クジラ、ペンギン、アザラシ、鳥、昆虫、草花…。今回のクルーズで様々な生き物に遭遇しました。「草ひとつ生えない不毛の世界」という私が懐いていたイメージとは裏腹に、そこは生命力あふれる豊かな大地でした。
4)寒さはいかがでしたか?
残念ながらクルーズ中はあまり天気に恵まれず、ずっと曇りか雪でした。にもかかわらず、気温が氷点下を下回ることはあまりなく、また、船内は常に適温に保たれていたので、考えていたほど寒さは感じませんでした。余程の寒がり屋さんでも、スキーウェア程度のものがあれば、上陸時でもまず大丈夫だと思います。
5)これから南極に行く人たちに一口アドバイスをお願い致します (所持品,上陸時の諸注意など)
私にとって、このクルーズにおける唯一にして最大の難点は船酔いでした。船旅は過去にも何度か経験があったのでかなり楽観的に捉えてましたが、ドレーク海峡を侮ってはいけません。船の設備はすばらしくとも、揺ればかりはどうしようもありません。大航海時代の冒険者達はあの海を帆船で航海したというのだから驚きです。欧米からの参加者には「この荒れ狂うドレーク海峡を乗り越えるためにこのツアーを選んだ」という強者も何人かいました。こういう感覚もあるんですね。この揺れもこのツアーの楽しみのひとつだということなのでしょう。私も薬に頼るのがいやだったので、酔い止めを飲まずになんとかやり過ごしましたが、ドレーク海峡往復航行中の4日間はまるで死人のような状態でした。船酔いしやすい体質の方は意地を張らず、早めに船医に相談して、酔い止め薬を服用することをおすすめします。
所持品については、日焼け止めやサングラス等、持って行ったのに実際使用しなかったもの、つまり、結果して不要だったものもいくつかありましたが、そこは天候にも因るでしょうし、個人差もあるでしょう。少しでも必要性を感じるものなら迷わず携行される方がよいと思います。なにせ行き先は南極です。コンビニなんてありません。不要なら使わなければよいのですから。ただ同時に、これらのものをわざわざ日本から運んで行く必要もないのでは、とも感じました。発着港のウスワイアは観光基地として相当整備されてきており、ほとんどのものはここで入手できるようです。