【砕氷船&往復:航空機利用】カナダ北極圏ハイライト18日間 |
1日目(8/22):オタワ(カナダ)
オタワ集合。各自にてオタワのホテルにチェックイン。 <オタワ泊>
2日目(8/23):オタワ(カナダ)→カンガルッスァック(グリーンランド)/乗船
ホテルにて朝食後空港に送迎します。チャーター機にてグリーンランドのカンガルッスァックへ。
午後、カピタン・クレブニコフ号に乗船。
3日目(8/24):シシミウ
カヤックとはイヌイットの言葉で、英国人は、1人か2人が座って櫂で漕ぐ小舟を表現するために、このイヌイット語を拝借しました。シシミウに上陸して伝統的なカヤックレースのデモンストレーションを見学します。町を散策する時間も取れるでしょう。この町には、18世紀のグリーンランド植民地時代の建物がまだ残っています。
4日目(8/25):イルリサット

イルリサット・カンゲルーアとは、グリーンランド語で「氷山フィヨルド」のことです。氷河がフィヨルドに到達する場所は、北半球で最もたくさんの氷山を生みだす場所です。氷河から海中に崩れ落ちた氷は氷山となり、バフィン湾に流れ込みます。船がイルリサットに近づくと、生まれたばかりの氷山が見えますので、是非カメラの準備をしましょう。イルリサット・フィヨルドは、ユネスコが世界遺産に指定した素晴らしい地域です。旅行者は、ゾディアックでフィヨルドをクルーズし、海岸線をハイキングし、氷河の近くにあるイルリサットという同じ名前の町を散策します。
5日目(8/26):ウマナック
早朝、まずは甲板に出て外気に触れてみましょう。そろそろウマナックの町に近づいています。ハート型の美しい山が、さらに町を魅力的に醸し出しています。ウマナックは1758年にデンマークの植民地として築かれました。しかし、1763年に近くの島へ移動します。アザラシ漁がさらに豊富にとれる為でした。町は歩いてまわれます。1860年に建てられた歴史的なオイル倉庫を見学しましょう。倉庫の裏にある泥炭小屋を覗いてみてください。数年前まで使用していました。
6日目(8/27):アッパーナヴィク
アッパーナヴィクの大きさは英国とほぼ同じ広さです。同じ名前の町が1772年に築かれましたが、それ以前に人が住んでいた歴史があります。アッパーナヴィクに訪問して青空ミュージアムを見学します。ここでは植民地時代に居住していた建物が、保存状態も良く展示されています。ユニークな動物が見られることなどもここを訪れる理由です。世界で一番大きな島の営巣地、アパースイートがここにあります。
7日目(8/28):ヨーク岬
ここでは、有名なヨーク岬隕石についての歴史や、それにまつわる話を船内で学びます。気象状況が良ければヘリコプターを利用してケープ岬の突端にあるロバートピアリー記念碑まで訪問したいと計画しています。素晴らしい眺めが空中よりご覧いただけます。
8日目(8/29):カナック
町は1953年に創設されました。ここカナックは、世界最北端の町です。ここを訪ねて北方グリーンランド人の生活や文化に触れてみましょう。カナック・ミュージアムのハイライトのひとつが大きな隕石です。
9日目(8/30):コバーグ島&グリスフィヨルド(ヌナブット準州/カナダ)
コバーグ島にある高い崖に巣を作っている場所へとゾディアックボートで近づいていくと、ウミガラスやフルマカモメなどが頭上を舞っています。ここはNirjutiqavvik国立鳥獣保護地区に指定されており、数千もの海鳥が島の南海岸に沿ったレディーアン海峡に生息しています。カメラや双眼鏡を忘れずに出かけましょう。エルズメア島にある唯一の集落がグリスフィヨルドです。アクジャティック(雪が溶けない場所)の市民達による民族舞踊や文化などを見学します。すでに4000年の伝統があるのです。カナダにある最も北方の小さな村落の人口は何と140人です。砕氷船に乗船している乗客とスタッフを入れても少ないのです。
10日目(8/31):ヘルゲート&ユリーカ海峡
船は狭い海峡を通りヘルゲートを航行します。そして次の行き先はユリーカ海峡です。ヘリコプターでエルズメア島の西海岸にある昔の化石の森へご案内します。
11-12日目(9/1-9/2):タンクァリーフィヨルド国立公園&チャップマン氷河
極北の雄大な大空のもと、タンクァリーフィヨルドが山あいを押し流して取り囲んでいます。ルミナス氷河が真っ青な海水へと滝になって落ちていきます。沈まない太陽のもと、クティニアパーク国立公園にはたくさんのシャッターチャンスがあります。
13日目(9/3):ユリーカ気象基地&アクセルヘイバーグ島
ユリーカは豊富な植物や動物という意味で「北極のガーデンスポット」と呼ばれていました。極北のどこを探してもこれ以上のものはありません。気象基地は「フォートユリーカ」(軍関係者のための)、カナダ環境気象研究所と極地環境大気研究所(PEARL)、元北極オゾン成層圏研究所で構成されています。
14日目(9/4):アクセル・ヘイバーグ島/ノルウェー湾/ベルチャー海峡
アクセルヘイバーグ島では珍しい化石森林について学びます。マックジル大学では特定季節限定の北極研究所を設置しており、NASAや極地大陸棚プロジェクトなどによる研究が行われています。
ノルウェー湾やベルチャー海峡では見ごたえある美しい光景が広がっています。このあたり、厳しい氷の状況であっても砕氷船が24,000馬力の威力を発揮出来る場所です。
15日目(9/5):ペニー海峡/クィーンズ海峡/クローツィアー海峡
ペニー海峡やクィーンズ海峡、クローツィアー海峡の水路を越えて航行します。おびただしいほどの海鳥や、美しい景色が目の前に現れて来ます。セイウチや北極クマに警戒しましょう。
16日目(9/6):ビーチー島
デボン島の西端からすぐの場所にビーチー島があります。この石だらけの海岸には、ジョン・フランクリン隊が北西航路探索の際に命を失った者たちのための3つの墓標が立っています。ビーチー島へ近づく途中で、船内ではフランクリンについてのレクチャーが催されます。
17日目(9/7):リゾリュート(ヌナブット準州/カナダ)/下船→オタワ
リゾリュートに到着後下船。その後チャーター機にてオタワへ。 〈オタワ泊〉
18日目(9/8):オタワ
ホテルにて朝食後各自帰国の途へ
注)この旅行は、人里離れた場所を訪問するツアー日程です。すべての日程は、気象、氷の状況などにより上陸地や訪問地が変更になることがあります。あくまで概略日程としてご案内するものであり、確約されたものではありません。