知られざる地球の不思議さと手つかずの大自然を肌で感じる究極のエコツアー。地球の鼓動が聞こえる大地「南極」、
イヌイットの住民達、野生動物との出会いがある「北極」。何かを感じさせてくれる極地旅行。
個人旅行の旅だからこそ、他では味わえない感動が!

カナダ・ラブラドールとトーンガット山脈国立公園11日間
バイキングの足跡を辿り自然と文化に触れる旅

日程表で見るツアーポイント

第1日目:ルイブール(ノバスコシア州)/乗船

ノバスコシア州のルイブールの小さな港町からこのアドベンチャーが始まります。1597年に最初にイギリス人がここに来航し、やがて海洋における戦略的な位置の重要さを認識したフランス人が1713年にこの町を要塞化しました。18世紀のあいだ、ルイブールは北米で3番目に活気のある海港でした。
夕方に乗船し、船が灯台を過ぎてグランド・バンクスへと向かう頃、地元産の新鮮なロブスターの夕食となります。

 

第2日目:グロ・モーン国立公園(ニューファンドランド&ラブラドール州)

ニューファンドランド州グロ・モーン国立公園

 

早朝に船は、トラウトリバーの小さな漁村に錨を降ろします。ここはグロ・モーン国立公園の入り口です。ゾディアックボートで上陸し、バスに乗り換えて世界遺産であるテーブルランドへ見学に行きます。ここはとっても特殊な地質によりユニークな景色が見られます。プレートテクニクスによって海洋地殻が乗り上げられ、地表には海洋地殻やマントル起源の岩石がむき出しになっています。公園内を歩いていると脱皮したムース(ヘラジカ)に釘付けになるでしょう。北の沼地に生えるランやピッチャープラント(嚢状葉植物)が足元を心やさしく弾ませてくれます。

特集地表に現れたマントルの山、食虫植物…世界遺産で地球の不思議を見る
 

第3日目:ランス・オー・メドー(ニューファンドランド&ラブラドール州)

世界遺産であるランス・オー・メドーにゾディアックボートで上陸です。かつてのノルマン人を思い起こさせる雰囲気のある海岸に降り立ちます。ランス・オー・メドーは、「くらげの入江」を意味しています。ここは、ノルマン人のレイフ・エリクソンが西暦1000年ごろに、半ば伝説とされていた「ビンランド」を発見しました。復元された芝地の小屋を見学しましょう。コロンブスの到達から遡ること、500年以上前の住居や生活道具などが出土した遺物が残っています。ここの考古学者の案内で見学しましょう。
 

第4日目:バトルハーバー(ニューファンドランド&ラブラドール州)

ラブラドール地方の中心地バトルハーバーに到着です。ここ北米大陸東海岸は、最初の英国人が入植したうちのひとつです。また、豊富なラブラドール漁業の重要なゲートウエイです。遠く離れた町で見つけた商業ビル、鯨工場、漁村を探検してみましょう。美しい海岸の風景を背景にしたカラフルな建物は、写真の被写体になるでしょう。
 

第5日目:ホープデイル(ニューファンドランド&ラブラドール州)

集落古代岩(カナディアン)のある町・ホープデイルの人口は約620名。住民の歓迎を受けて上陸します。1782年に建てられたモラビア教会を見学します。ケベック州の東地区でも最も古い建造物であると言われています。北方ラブラドールのイヌイットの人たちへのモラビト宣教師達の活動についても触れることができるでしょう。町の博物館やイヌイットの人たちが作る工芸品の店を回りながら散策してみましょう。
 

第6日目:ヘブロン(ニューファンドランド&ラブラドール州)

ラブラドール州で最も北に入植した地、ヘブロンへと向かいます。モラビア宣教師達は、1831年にヘブロンに伝道施設を建設しました。現在伝道施設は閉鎖され、イヌイットの家族たちは1959年に移転させられましたが、建物は今日でもそのままに残されています。その後、その建物は1976年に国定史跡に指定され、ラブラドールの沿岸の遥か彼方まで拡大した証しとして現存しています。ヌナブト自治政府の大使であるバディーとジェニーの出迎えと歓迎の挨拶を受け歴史やその周辺のガイドに耳を傾けましょう。
 

第7日目:トーンガット山脈国立公園(ニューファンドランド&ラブラドール州)

ニューファンドランド&ラブラドール州

2005年に指定されたトーンガット山脈国立公園の南の玄関口であるサグレックフィヨルドへと入っていきましょう。トーンガット山脈国立公園は、北部ラブラドールにある9,600平方キロメートルの広さをもち、ケベック州にも属しております。ラブラドール沿岸地域にもまたがる山脈です。ロッキー山脈にも続く最高峰の山脈になっています。またそこでは素晴らしいフィヨルドと、美しい陸地が広がる光景を目にすることができます。トーンガットとは、イイヌクティトゥット語で「霊魂の場所」を意味します。トーンガット山脈は、7500年以上の歴史をもつイヌイット先祖代々の発祥地でした。海面にはところどころに氷山が浮かび、海岸沿いでは、白くまがアザラシの獲物を捕らえようとうろついているかもしれません。山やジョージ川周辺には、トナカイの集団が見られることでしょう。イヌイット達は、このあたりを狩猟や漁業で生計をたてています。足元を覗くとクマコケモモやツルコケモモの可憐な野の花に心を奪われ、しばし腰をおろしたくなります。
 

8日目:ナチバックフィヨルド(ニューファンドランド&ラブラドール州)

ナチバックフィヨルドは特に美しいフィヨルドです。深くて狭いフィヨルドで22キロメートルつづき、鯨やアザラシ、セイウチなどが生息しています。フィヨルドの聳え立つ岩壁は900mほどの場所がいくつかあります。北極キツネや北極クマも集まってくる場所です。またパフィンやウミガラスなどの海鳥達の楽園でもあります。船やゾディアックボートから観察してみましょう。写真や絵画の時間も思う存分楽しめます。
 

第9日目:バトン諸島(ヌナブト準州)

沿岸のラブラドール最後の上陸地は、マーチンベイで締めくくります。ドイツのUボートによって194310月に秘密裏に建設されたドイツの自動気象基地がある場所です。この基地は、ドイツの歴史学者がドイツの海軍保管文書の中で文献を参照しているうちに偶然に見つけたのです。1970年代後半までこの基地があることをだれも知りませんでした。1980年代初めにカナダ沿岸警備隊によって装置をとりはずしオタワにあるカナダ戦争博物館に永久保存され展示されています。午後には南方デービス海峡に向かう前にこのバトン諸島を訪れる予定です。地名は、1612年にこの付近を探検したトーマス・バトンに由来します。この島々は大陸棚の端にあり栄養分がわき上がっている中心に位置している為、多くの海鳥や海洋生物の宝庫となっています。
 

第10日目:モニュメンタル島(ヌナブト準州)

フロビッシャー湾の入口を通過し、モニュメンタル島に向かいます。モニュメンタル島はバフィン島の南東沿岸の急峻な斜面のある小さな島です。ここでは、セイウチや小休止している白くまの姿を追いかけてみたいと思っています。白くまが若いセイウチを攻撃している姿もみられるかもしれません。最後のゾディアッククルーズとなります。夜は船長と共にディナーです。最後の豪華な食事を楽しみましょう。

第11日目:イクォルイット(ヌナブト準州)/下船

ゾディアックボートで上陸します。時間があればイクォルイットの町を見学した後、空港まで向かいます。チャーターフライトでオタワへ。着後、各自帰国の途へ。

航路や上陸場所などは、天候や氷の状態などにより変更することがあります。また、遭遇する野生動物も同様です。概略日程としてお読みください。

地図で見る観光ポイント

ルイブール(Louisbourg)

フランス軍の要塞が史跡として残っている。

グロ・モーン国立公園(Gros Morne National Park)

ニューファンドランド島にある国立公園。1987年ユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されています。

ランス・オ・メドー(L’Anse aux Meadows)

世界遺産となっている北米唯一のバイキング遺跡があります。

バトルハーバー(Battle Harbour)

漁師町です。

ホープデール(Hopedale)

イヌイット達との交易所があるエスキモーの集落です。

ヘブロン(Hebron)

イヌイットの集落です。

トーンガット山脈国立公園(Torngat Mountains National Park)

国立公園保護区。自然を体験できる観光活動と同時に、トナカイ、北極クマ、ハヤブサなどの野生生物を保護しています。

ナチバックフィヨルド(Nachvak Fjord)

海洋生物や海鳥の宝庫です。

バトン諸島(Button Islands)

カナダ北極群島に位置しており、ウンガバ湾、ハドソン海峡、ラブラドール海に囲まれている島々です。

モニュメンタル島(Monumental Island)

モニュメンタル島の名は、サー・ジョンフランクリンの記念の証しとして北極探検家のチャールズ・フランシス・ホールによって名づけられました。

イクォルイット(Iqaluit)

バフィン島南部に位置するカナダ・ヌナブト準州の州都です。旧称フロビッシャーベイ。2010年2月にG7が開催された地でもあります。

 

 

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コース紹介


注)すべてのコースは、海外主催会社が催行する旅行ツアーとなります。お申込みにあたり、自己責任の上でのご参加となりますことご承知おきください。