知られざる地球の不思議さと手つかずの大自然を肌で感じる究極のエコツアー。地球の鼓動が聞こえる大地「南極」、
イヌイットの住民達、野生動物との出会いがある「北極」。何かを感じさせてくれる極地旅行。
個人旅行の旅だからこそ、他では味わえない感動が!

落合さんは世界七大陸の最高峰を踏破する「セブンサミッツ」に挑んでいた神奈川大学山岳部の監督です。2009年12月21日、南極大陸のビンソン・マシフ(4892メートル)登頂の成功は、マスコミにも取り上げられました。そこで、このたびのビンソン登山の感想をお伺いしました。

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(写真)ビンソンマシフ登頂!頂上にて記念撮影

 <関連情報>

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(写真)南極ビンソンマシフ遠征隊
 

1) いつ頃から南極への旅を計画なさってましたか? 
   また、その動機をお聞かせ下さい。

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→  10年前にセブンサミッツ計画を立案した時でしょうか。
母校神奈川大学の山岳部が部員がいなくなり、休廃部という事態が発生し、クラブ立て直しの活動としてOB会を再編成して支援組織を立ち上げ、部員獲得の目玉企画として海外遠征登山をしようと持ちかけました。まだ当時はセブンサミッツフィーバーが無かった時です。

(写真)南極大陸の拠点・パトリオットヒルズに到着

2) 南極の魅力はなんだったのでしょうか?

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(写真)トレーニングの様子

→ 植村直己さんの南極横断が一つのきっかけでしょうか。
白瀬中尉、アムンゼン、スコットの極点旅行も素晴らしい記録ですが、南極はやはりシャックルトンのエンデュランス号の記録が一番でしょう。白い大地、頭上をめぐる太陽の恩恵、エルスワース山脈、エレバス山等沢山あります。今回の遠征では氷山、氷床を見れませんでしたが、いずれまたサウスジョージア島に聳えるパジェット峰への旅ができればと思います。   

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(写真)アタアックからVBCへ戻る

3) 実際に南極に行って感じたことをお聞かせ下さい?

→  ただただ感激感動の連続でした。 事前調査で気温は分かっていたのですが、これほど太陽の恩恵があるとは予想以上でした(テントの中はいつも10℃〜20℃位、太陽が陰ると−10℃〜−25℃)。意外と前半は好天に恵まれ、後半は雪もようでした。本格的なブリザードの洗礼が無かったのが残念です。

4) 寒さはいかがでしたか?

→ まったく問題なし。富士山の厳冬期の方が厳しいかな。何せ乾燥していて雪もサラサラ、軽いし、氷もしっかりとしていてクランポンもしっかりと効いてくれるのでとても快適でした。
 
 
5) これから南極に行く人たちに一口アドバイスをお願い致します
   (所持品,大陸内での諸注意など)

→  スノーブーツはとても便利でした。
→ 清浄ナプキンでしょうか。トイレ、洗面、身体拭きにはアルコール系と非アルコール系のものが良かったです。
→ 食事もまずまずの内容でしたが、お湯の提供が受けれるし調理場も借りれるので持参すれば、即席うどん、そば、ラーメン、お赤飯、五目飯、のり、味噌汁なども各1回程度は気分転換に日本食も楽しめます。
→ アルコール消毒の衛生管理の徹底は勉強になりました。日本人にとっては大小同時が普通なのでトイレに一工夫が必要でしょうか。

******** ご回答ありがとうございました ********


コース紹介


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