1) いつ頃から南極への旅を計画なさってましたか?
また、その動機をお聞かせ下さい
→ 旅の計画は、09年の11月(出発2ヶ月半前)です。
友人に誘われたのがもともとのきっかけです。こちらが行く決心を固めた時、その友人は諸事情のためキャンセル。少し迷いましたが、一生の思い出になるだろうと一人で行くことにしました。
2) 南極の魅力はなんだったのでしょうか?
→ 未開の地というイメージ。経済的&物理的に「最初で最後の地」という稀少性。
3) 実際に南極に行って感じたことをお聞かせ下さい?
→ 全く未開ではなく、沢山のツアークルーズに遭遇しました。 「好きな人が沢山いるもんだ」と関心してしまいました。
→ 実際の印象ですが、南極は天気によってその姿が大きく異なりました。晴天の日には何ともいえない美しさとスケールを肌で感じれました。
→ また、キャンプの翌朝5時前に起きて山登りに行きました。怖いぐらい静かで雄大な景色を独り占めできたひと時は、最高でした。あのような景色は、もう2度と見ることができないように思います。(参加者の大半は、景色よりも専らペンギンや鯨の方に興奮していましたが。。。)
4) 寒さはいかがでしたか?
→ 真冬の小樽(北海道)を訪れたことがありますが、印象としては小樽の方が寒かったです。カヤック中は、海上に浮かぶ氷河の欠片を食べながらやっていましたし、海にも飛び込んで泳げました。なので、寒さはさほど心配要らないと思います。
5) これから南極に行く人たちに一口アドバイスをお願い致します
(所持品,上陸時の諸注意など)
→ コミュニケーション(英語力?)
ツアー中の言語が英語であるだけでなく、80%以上の参加者も英語圏からでした。クルージングツアーの場合、南極への行きと帰りで相当な時間をその他の乗客と一緒に過ごします。船の大きさにもよりますが、当方の場合は乗客が70名前後でしたので、自然と関係が深くなります。英語が分からないからといって避けていると、船内で孤立する可能性があります。逆に、南極という特殊な場所へ一緒に赴くことで、僅か10日間でも大きな友情を実らせることができます。南極はもちろん素晴らしい場所でしたが、様々な乗客との出会いの方が今となっては印象に残っています。
→ オプションイベントへの参加
カヤックと南極での就寝(寝袋)を経験しました。ツアーによって用意されているactivityには相違があるとは思いますが、追加費用がかかってもやる価値は十分にあると思います。カヤックは乗客の約15%、キャンプは40%ぐらいだったと思います。activity類は、その他参加者との交流にはもってこいです。
→ 持参物
ウシュアイア出発の場合、下記に記載したものは全て現地調達可能と思います(※カイロと酔い止め以外)。この街はFree Portであるため、衣類などは免税で購入可能ですので、日本で準備するより安く済むと思います。酔いやすい人は酔い止め必須です。一眼レフカメラがあれば、尚楽しいですね。石鹸はもらえますが、シャンプーは常備していませんでした。日焼け止めはやはり役にたったと思います。
「貼るタイプ」のカイロは個人的にはNG。上陸後はポイントによっては山登りなどがあり、かなり汗をかきます。貼ってしまうと取るのが大変でした。寒いと感じる時以外は、カメラのバッテリーを保温するために使うぐらいで良し。
<現地調達てきるもの>
双眼鏡(できるだけ倍率の高いもの)/カメラ用の予備のバッテリー/シャンプー&リンス/日焼け止め
→ 上陸の際の服装
下にジーンズや綿パンはNG。寒さの面では問題ないですが、下山時に滑って降りることがあります。その際、必ず雪が体にかなり入ってくるため、濡れると乾かすのが面倒です。
手袋&ゴムブーツは防水性の高いものを選んで下さい(※レンタルできない場合に限る)。
サングラス用のバンドも持参した方が良いでしょう。頭に掛けている際、風で飛ばされるかと冷や冷やしました。
→ 【気合編】 プリンター
自分で撮った写真を現像し、ポストカードとして南極から郵送するため。尚、市販のポストカードで郵送する場合、ウシュアイアで前もって購入した方が良い。船内販売のカードの写真は、どれもいまいち。
→ 【節約編①】 アルコール類
持参可で、またアシュアイアで安価に入手可能です。
→ 【節約編②】 衣類用洗剤
部屋は暖かいので、羞恥心を捨てれば自分で洗濯可。
******** ご回答ありがとうございました ********