1) いつ頃から南極への旅を計画なさってましたか? また、その動機をお聞かせ下さい。
→ 1年ほど前にテレビで南極ツアーの様子が放送されていました。その時から南極の自然のすばらしさに魅せられ、一度行ってみたいと思っていました。また、私は臨床心理士ですので、言葉も通じない世界で、参加された方々とどのようにコミュニケートしていくか、その体験をしたかったのです。
2) 南極の魅力はなんだったのでしょうか?
→ 厳しい寒さの中で、必死に生きている動・植物の姿です。また、南極の自然はめったに目する事が出来ない素晴しいものでした。感動の連続でした。特に、パラダイス・ベイでは、この世の景色とも思えないほど神秘的でした。このすばらしい自然と自分の心が一体になれた時、生かされて生きているとしみじみ感じ、感謝の心がこみ上げてきました。
3) 実際に南極に行って感じたことをお聞かせ下さい?
→ いろいろな国の人たちがオルロバ号に乗船しておられました。言葉は通じなくとも心は一つ。運命共同体でした。お互いにきびきびと挨拶を交わし、助け合いの航海でした。特に、船内でのバースディ・パーティなど、スタッフの献身的な催しに心から感謝する毎日でした。
4) 寒さはいかがでしたか?
→ 意外と暖かい毎日でした。天気の良いときは、今の日本より暖かいくらいでした。船内は、薄いセーターで過ごせました。しかし、風は肌をさすように冷たく、体温や水分を奪っていきました。天候がすぐ変わるので油断は出来ないと思いました。
5) これから南極に行く人たちに一口アドバイスをお願い致します。
(所持品,上陸時の諸注意など)
→ まず、英語力を身につけておくこと。
→ また、あまりセーターなど多くはいらないと思いました。
→ 尚、島に上陸した時などトイレが気になる人は、紙オムツなど持参しておればよいと思いました。