知られざる地球の不思議さと手つかずの大自然を肌で感じる究極のエコツアー。地球の鼓動が聞こえる大地「南極」、
イヌイットの住民達、野生動物との出会いがある「北極」。何かを感じさせてくれる極地旅行。
個人旅行の旅だからこそ、他では味わえない感動が!
フィンランドの首都ヘルシンキに集合。各自にてホテルチェックイン。【ヘルシンキ泊】
ホテルにて朝食後、空港に送迎いたします。チャーター機で、スピッツベルゲンにある町ロングイヤービーンに向かいます。専用バスにて港へ。その後乗船。
スピッツベルゲンの西海岸を航行します。「7月14日氷河」ではツンドラ地帯に咲く花々が短い夏を謳歌しています。群島の中の群島、スバールバルの最北の地に7島が1つの群島を構成している地フィップソーヤを訪れます。北極点から約10度の位置にある極北の地では、夏の間でも氷が消えることはありません。白クマやセイウチが、この氷床を利用しながらわたり歩いています。上陸して動物の仕掛け小屋や野生動物を見学します。
ヴィブブクタは降雨量が少なく、夏でも10度以上にはなりません。上陸後極北の大地をハイキングします。今まで航行してきた風景とはまったく異なった光景に息をのむことでしょう。海岸から1Kmも離れるとクジラの骨に出会うかもしれません。このあたりに多く、古の鯨の骨が散乱しています。
次は、スピッツベルゲンの東側に位置するアルケフェレットを訪れることです。双眼鏡で、断崖絶壁に巣作りをしている海鳥たちを観察してみましょう。数千羽もいるハシブトウミガラスやウミガラスが生息しています。その下にはヒナを狙う北極キツネや白クマがうろついています。
サウンドネセットでは、再び景観が変わります。上陸してツンドラ地帯のハイキングを楽しみます。鳥を追いかけたり、小沼に咲く小さな花々を観察してみましょう。運が良ければセイウチやトナカイにも遭遇するかもしれません。哺乳動物たちはシャイなので人間には近づきたがらないようです。
次は、ディスコブクタです。活動の目的は、大洞窟に巣を作っているミツユビカモメのコロニー見学です。ベストショットを撮る為に湖が満ちた時に近づいてみます。
イスブクタとは「氷の湾」という意味です。訪問する時期には「ファストアイス」(海氷が海岸まで急速に氷結すること)が多く見られます。そこでは、アザラシや白クマに警戒しましょう。白クマはアザラシが大好物。白クマが獲物を捕らえたその近くには必ずゾウゲカモメが見られます。バードリストでどのぐらいの鳥たちに出会えたのかチェックしてみましょう。
ボーボンハムナ近くの狭い海峡はベルーガのお気に入りの海域です。岸に上がる前にクジラを追いかけてみましょう。スバールバルでは現在も採鉱が行われています。今日は、そのうちの一つを訪ねます。その後ツンドラ地帯をハイキングしましょう。沈まぬ太陽の下、一生懸命咲いている小さな可憐な花々が私たちを迎えてくれます。
アイスフィヨルドの反対岸、ロングイヤービーンの北西にあるのがアルクフォーネットです。この山の頂は標高428m。この山肌に巣を作っているウミガラスはよく知られています。このツンドラ地帯をハイキングしてみましょう。この土地固有のスバールバルトナカイや用心深い北極キツネに出会えます。
早朝にはリフディフィヨルデンの先にあるモナコ氷河近くにアンカーをおろします。このあたりに来ると幾万もの鳥が、氷河が浮かぶ海面に群れている光景が見られるかもしれません。
ワースレイネセットでは、上陸してハイキングを楽しみましょう。船内のレクチャーではスバールバル諸島の歴史について学びます。モヘン島ではセイウチの保護区を見学。セイウチからは一定の距離をおいて見学します。
スマーレンバーグでは、かつての捕鯨工場を見学します。近くに散在するクジラの骨も、今ではオブジェとして迎えてくれます。ドイツ人たちによって1619年に工場が開設されました。船内のレクチャーではこのあたりの歴史についても学びます。スバールバルの極北の島々は群島であり、名称も「豊富な」を意味する地名が数多くみられます。例えばツセノヤネは「数千の島々」を意味します。
さらに北上して行きましょう。もちろん天候と氷の状態によりますが、北緯80度、北極点から965Kmまで近づきます。このあたりの小さな島々には多くのセイウチや白クマが生息しています。ここにはスバールバルの極北の、自然そのものの姿が広がっています。
朝食後下船。空港に送迎いたします。チャーター機にてヘルシンキに戻ります。
ヘルシンキの空港で解散。各自帰国の途へ。
注)航路や上陸場所などは、天候や氷の状態などにより変更することがあります。また、遭遇する野生動物も同様です。概略日程としてお読みください。