知られざる地球の不思議さと手つかずの大自然を肌で感じる究極のエコツアー。地球の鼓動が聞こえる大地「南極」、
イヌイットの住民達、野生動物との出会いがある「北極」。何かを感じさせてくれる極地旅行。
個人旅行の旅だからこそ、他では味わえない感動が!

2025-26年
フォークランド諸島、サウスジョージア&南極半島
(南極圏横断)23日間
【ブエノスアイレス発着パッケージ付】
ツアー詳細日程&見どころ

ディープな南極を楽しむ!クルーズ船からゾディアックボートの乗り換え、南極半島に上陸。南極半島からさらに南下し南極圏を越るクルーズです。「極地のガラパゴス」と呼ばれているサウスジョージア島やフォークランド諸島も訪れます。広大な景観や今までに見たこともないような野生動物の観察のチャンスや歴史的な遺跡見学も含まれているコースです。

詳細日程のご案内

ウルトラマリン号【UM】23日間の主な日程をご紹介します。 

第1日目:ブエノスアイレス(アルゼンチン) 

ブエノスアイレスのホテルで集合です。
※ブエノスアイレスの空港からは各自にてホテルに移動してください。

ブエノスアイレス泊〕

第2日目:チャータ−機にてウシュアイアへ/乗船

ホテルにて朝食後、専用バスにてブエノスアイレスの空港へ。その後チャーター機でウシュアイアに向かいます。着後専用バスでウシュアイアのシティセンターで下車し、各自市内散策などでご自由にお楽しみください。

午後、乗船した後にスタッフの紹介やこれからの旅の諸注意などオリエンテーションが始まります。

第3日目:海上 

船内では、これから訪れるフォークランドや南氷洋について南極の専門家達によるレクチャーが開かれます。舳先はフォークランドに向かって進みアルバトロスや海鳥達が先導してくれます。 

第4-5日目:フォークランド(マルビナス)諸島

フォークランド諸島は主に2つの島から成り立っています。東西フォークランドの両方へゾディアックボートで上陸予定です。

最初の上陸地は、西フォークランドの島を探訪します。船内では、これから上陸して見られる渡り鳥やアルバトロスなど、植物、動物などについて専門家講師によるレクチャーがはじまります。入植者が開拓した牧畜業は、現在では6,7世代にわたって引き継がれています。至る所でヒツジを目にすることができます。この島々は、マゼランペンギン、イワトビペンギンなどの楽園となっています。運が良ければキングペンギンにも遭遇できるかもしれません。その他、マユグロアホウドリをはじめ様々な海鳥達の観察もできます。その中にはここ固有の鳥、フォークランドミソサザイや、頭上ではカラカスが舞い、水辺にはフォークランドフナガモが観察できます。その他、フォークランドに咲く顕花植物や花々などに関しては船内のレクチャーやハイキング途中で説明をしてくれます。上陸して訪問地で紅茶や手作りケーキでもてなしも受けることでしょう。

翌日は、東フォークランドのスタンレーに上陸します。イギリス人の入植者たちが築いてきた町は、英国の片田舎の雰囲気が漂いチャーミングな姿を残しています。フォークランド諸島の中で一番広い定住地となっています。ここでは自由散策としましょう。町の中には教会や博物館、典型的な英国のパブ、可愛いお土産屋さんもあります。楽しい時間をお過ごし下さい。郵便局では、切手収集家なら一度は訪れてみたい希少価値ある切手がたくさん販売されています。

第6-7日目:海上

船は徐々に南下していきます。目には見えませんが、生物学上でも興味をひく境界線を越えると南極海へと入ります。これが南極収束線です。大陸を包囲しており、寒冷で北方へと続く南極海水が大西洋と太平洋、インド洋の暖かい海水が混ざり合う海域です。ここは、オキアミや微細な海洋生物が豊富に潜んでいる場所です。鯨や他の海洋動物の恰好の餌場でもあります。船がこの海域を通過する時には、皆様へお知らせいたします。 

第8-11日目:サウスジョージア島

このサウスジョージア島は、長い間探検家達や商業開発業者達にとっての中心の場所であり、多くは捕鯨やゾウアザラシ狩りたちの恰好の狩場でありました。乱獲ゆえに多くの生き物たちの数が激減しましたが、今日ではだいぶ鯨やアザラシ達の数が戻ってきています。

ここでは、かつて活況であった捕鯨時代の残骸や廃墟となった前哨基地を見学します。とっても興味のある場所であり、歴史的にも重要な場所です。それは偉大なる探検家サー・アーネスト・シャクルトンのお墓があり、グリットビッゲンの入植地に彼の墓はあります。そこは、かつての捕鯨基地でもありました。現在では小さな博物館やお土産屋、教会、郵便局、約20名の科学者がいる科学基地、物資倉庫などがあります。

その他、サウスジョージア島は、とっても魅力に富んでいる地域です。 まさに「極地のガラパゴス」と呼ばれているほどにサウスジョージア島には、独特な野生動物が棲息しています。上陸場所ごとに野生動物の不思議さに目を見張り、毎回新しい発見と驚きの連続になることでしょう。海岸沿いによちよち歩いているペンギン達の姿や数万羽もいるキングペンギンの営巣地を見学します。 

翌日は、海鳥の繁殖地を見学します。サウスジョージア島の海岸沿いや草むらや山々に棲息する他の生き物たちの繁殖の姿も観察しましょう。このユニークな島にある印象的な光景や動植物について専門家達による説明があります。 

第12-13日目:海上

船の舳先は南へと向かいます。外に目をやれば徐々に氷山が増えていきます。船内では、さらに歴史や地質についてのレクチャーが続きます。

第14-16日目:サウスシェットランド諸島&南極半島

とうとう南極が目の前にやってきました! 探検リーダーと船長が、南極半島の天気や氷の状況により臨機応変に上陸地を決定していきます。上陸予定地は、絵のように美しいネコハーバー、避難場所として利用されていたパラダイスハーバーです。また、ウイルミナ湾では、ザトウクジラの姿やルメール海峡の美しい景観、野生生物で溢れているペノラ海峡、神秘的なヌーメア海峡などを訪れます。

この地域では、ブルーアイ鵜やトウゾクカモメ、アデリーやジェンツーペンギンのコローニーがあります。その他、南ケルプカモメ、ウミツバメ、トウゾクカモメ、サヤハシチドリなどの鳥類や、南極アザラシ、ウェッデルアザラシ、カニクイアザラシ、ヒョウアザラシ、シャチ、ザトウクジラ、ミンククジラなどの海洋哺乳動物に遭遇することでしょう。また、ポーランドのArctowksi科学基地又はウクライナのVernadskiy科学基地や南極の史跡として残る英国のPort Lockroyでは、博物館内にあるお土産などのショップにも立ち寄ります。

ゾディアックエクスカージョンや上陸ハイキングなどきっと忘れがたい楽しい思い出になることでしょう。オプショナルツアーで参加したカヤックカー達も同様です。 

第17-18日目:南極圏横断

南極圏を通過すると、言葉ではいいつくせない感動を味わうことでしょう。船上で、南極圏を越えるお祝いとしてシャンパンで乾杯です。南極圏まで南下することができる旅人は年間そう多くはおりません。安全にここまで来られたことそして、ここからゆっくり北上できますことを祈願します。この地域こそ、南極の生の姿が目の前に横たわっており、真夜中の太陽とともに、大きな氷山が目の前に姿をあらわしていることでしょう。

第19−20日目:南極半島に沿って北上

いままでの氷山や野生動物にまだ、ご満足いただけないのでしたら、ドレーク海峡を越えるころまでには、きっと期待通りの満足度が得られることと思います。引き続き日々の活動は、上陸(1−2回)やゾディアッククルージングをお楽しみいただきます。見逃していた鯨やアザラシ、ペンギン達の姿を観察しながら船は南極半島に沿って航行します。

第21−22日目:ドレーク海峡通過

ドレーク海峡を通過してウシュアイアへと向かいます。南氷洋の夕焼けのトワイライトは、刻々と変化し心の奥底まで刻み込まれていきます。 船内では、今までのクルーズを写真やスライドでふりかえり、船はウシュアイアへと戻ります。

第23日目:ウシュアイア(アルゼンチン)下船
     チャーター機でブエノスアイレスへ

船内で朝食後に下船。船員やスタッフ、仲間たちに別れを告げ専用バスでティエラ・デル・フエゴ国立公園ミニツアーへご案内させていただきながらウシュアイアの空港へ。チャーター機でブエノスアイレスに向かいます。ブエノスアイレスの空港到着後解散。各自にて帰国の途へ。

※あくまで概略コースとしての日程となります。正確なルートやプログラム(活動日程)は、氷や天候により異なります。また、遭遇する野生動物も同様です。このユニークな探検の成功の鍵は、臨機応変な柔軟さにあります。
※オプショナルツアーのシーカヤックは気象状況が許す限り何回も催行されます。
※ブエノスアイレスのチャーター機&送迎パック(お一人様US$995)は別途料金となります。

地図で見る観光ポイント

図をクリックすると拡大でご覧いただけます。

  • ウシュアイア・アルゼンチン(Ushuaia, Argentina)
    アルゼンチンの最南端ティエラデルフェゴの都市。南極に最も近い世界最南端の町です。
  • フォークランド諸島(Falkland Islands)
    スペイン語でマルビナス諸島。南大西洋に幅257Kmm、長さ136kmの海域に散らばる200以上の島々で形成され、南極収束線以北、冷涼で風が強い地域です。鳥類約65種(ペンギン:キングペンギン,ゼンツーペンギン,マカロギペンギン,イワトビペンギン,マゼランペンギン アホウドリ、フルマカモメ、トウゾクカモメ、ヒメサヤハシ、チドリ)、ヒョウアザラシ、ミナミアメリカオットセイ、アシカなどの哺乳動物,顕花植物約150種が生息しています。
  • サウスジョージア島(South Georgia Island)
    かつては、捕鯨基地として栄えたが、現在の主な収入源は、イギリスで発行される郵便切手と漁業です。
  • フォーチュナベイ(Fortuna Bay)
    サウスジョージアの北に位置し、長さ4.8Km、幅1.6Km の広さの海岸線。1904−5年にサウスジョージアのグリットビッゲンに最初の捕鯨基地を建設した場所です。
  • グリットビッゲン(Grytviken)
    サウスジョージアの英国地区の中心地。1902年にスゥエーデンの調査隊によって名づけられました。また、英国のアーネストシャクルトンが眠るゆかりのある場所で知られています。
  • ゴールドベイ(Gold Bay)
    サウスジョージアの東にあり、8Kmほどの小さな湾です。キングペンギン、ジェンツーペンギン、ゾウアザラシなどが観察できます。
  • ソールズベリー平原(Salisbury Plain)
    20万のキングペンギンの営巣地。サウスジョージアの北海岸に位置しています。サウスジョージア島では、キングペンギンのブリーディングサイトとしてよく知られています。
  • サウスシェットランド諸島(South Shetland Islands)
    英国とアルゼンチンが領土権を主張している場所。各国の観測基地が設置されています。
  • デセプション島(Deception Island)
    サウスシェットランド諸島の南端に位置する直径約13km、活火山の島。リング状の形をしており、ネプチューンズベロウと呼ばれる唯一の入り口から海水が入り湾となっていいます。1967年に噴火が起こりチリ基地や捕鯨会社の残骸が横たわっています。 この島では、地中温泉が湧き出していて温泉体験が楽しめます。マカロギペンギン、アゴヒゲペンギン、アデリーペンギン、ゼンツーペンギン、ナンキョクオットセイ、鵜、海燕、フルマカモメなどが生息しています。
  • ハーフムーン島(Half Moon Island)
    その名の通り三日月の形をしています。あごひげペンギンの営巣地の他に、南極アザラシや南オセグロカモメも生息しています。
  • リビングストン島(Livingston Island)
    あごひげペンギン、ジェンツーペンギン、マカロニペンギンなどの営巣地。ウェッデルアザラシ、ゾウアザラシ、ヒョウアザラジなどが生息。大きな海燕、アジサシも見られます。
  • パラダイス湾(Paradise Harbour)
    地球上で最も美しいといわれるこの湾は南極クルーズのハイライトのひとつ。美しいグレイシャーブルーの氷山が連なり、急な岸壁には南極アジサシ、鵜、海燕が巣を作っています。チリのゴンザレスヴィデラ基地やアルぜンチンのアルミランテ・ブラウン基地があります。
  • ピーターマン島(Petermann Island)
    ルメール海峡の南に位置する島。アデリーペンギンやジェンツーペンギンの営巣地があります。
  • ポーレット島(Pauret Island)
    1903年に沈んだ南極号のクルー達が建てたバラック小屋が残っています。繁殖期には10万羽にも及ぶアデリーペンギンが生息しています。
  • ルメール海峡(Lemaire Channel)
    左右を約1,000〜1,500mの絶壁に囲まれた幅400〜500mの狭い海峡。水面は全く鏡そのもののように静かで両側の切り立ったフィヨルド風景は息を飲むほどの美しさです。
  • ポートロックロイ(Port Lockroy)
    イギリスの観測基地として作られた建物は、現在は博物館になっており、お土産屋があり、郵便局も兼ね備えているのでここから手紙を送ることができます。ジェンツーペンギンの大営巣地です。
  • ドレーク海峡(The Drake Passage)
    フランシス・ドレークにちなんでつけられた海峡。この海域では、鯨や海鳥達がよくみられます。
  • ジェルラシュ海峡(Gerlache Strait)
    1898年に氷山の厚い海峡を探検したベルギーの探検家エイドリアンデジェルラシュ氏に由来しています。
  • アンバース島(Anvers Island)
    ベルギーの町アントワープの名に由来しています。米国パーマー基地が一年中、海洋エコシステムの研究をしています。
  • 南極圏(Antarctic Circle)
    地球上の南緯66度33分39秒より高緯度の地域。船内では、南極圏を越えるとシャンパンで祝杯です。
  • マーガレット湾(Marguerite Bay)
    地球1909年ジャン・バティスト・シャルコ フランス人の探検家によって発見され、彼の妻にちなんでマーガレット湾と名付けられました。
  • アデレード島(Adelaide Island)
    フランス人シャルコがこの島の沿岸に営巣する無数のアデリーペンギンを発見してアデレード島と名付けたと言われています。

コース紹介


注)すべてのコースは、海外主催会社が催行する旅行ツアーとなります。お申込みにあたり、自己責任の上でのご参加となりますことご承知おきください。