知られざる地球の不思議さと手つかずの大自然を肌で感じる究極のエコツアー。地球の鼓動が聞こえる大地「南極」、
イヌイットの住民達、野生動物との出会いがある「北極」。何かを感じさせてくれる極地旅行。
個人旅行の旅だからこそ、他では味わえない感動が!

北極・スピッツベルゲンクルーズ(2013年8月出発)に参加された梶井寛さんから、北極体験談とともに、写真集をご提供いただきました。
梶井さんは、2013年に弊社がご案内している≪南極半島&サウスシェットランド諸島クルーズ≫にご参加いただき、南極の感動を写真・動画の数々と南極旅行のリアルな感想を弊社に寄稿してくださいました。趣味の撮影技術はプロ顔負け。南極旅行を検討されている方、南極に興味のある方、写真が好きな方にも非常に役立つ情報をご提供してくださいました。
今回の北極旅行は娘さんと御一緒です。南極での一人旅とは一味違った、思いで深い旅となったことでしょう。

北極クルーズ

 (写真)クルーズのスタッフと梶井寛氏の娘さん

いつ頃から北極への旅を計画なさってましたか? また、その動機をお聞かせ下さい

南極旅行に行き感銘を受けたので、いずれは北極に行きたいと思いました。ちょうどそのような中、お盆を挟んだ北極旅行のツアーがあったので、早速、申し込みを致しました。

今回の旅行をトライウエルに決めた、その決めては何でしたでしょうか?

南極旅行の際、トライウエルで申し込んだ経験がありましたので、何の抵抗も無く、トライウエルを選択しました。

今回の北極旅行の目的は何ですか?

  • 北極の野生動物に遭遇したい(白クマ、セイウチ、トナカイなど)  
  • 野鳥に興味がある
北極クルーズ

実際に北極に行って感じたことをお聞かせ下さい?

南極より寒く感じました。南極では事前のイメージとそれ程、Gapはなかったのですが、北極は想像していたものとは違いました。とりわけ、北極にいる白クマが動物園にいる白クマより、のんびりした表情をしており、絵になる様な写真がとれなかったことと、異なる動物がほとんど観察できなかったことです。

不便だった事、困ったことがあればお聞かせ下さい

特に、困ったというわけではありませんが、料理が美味しくなかったです。南極旅行ではSea spiritで行きましたが、料理もデザートも最高だっただけに、その違いを感じてしまいました。また、レタスも傷んで、一部、茶色くなっていたものを提供していました。

前回、南極の海に飛び込むイベントを聞かされておらず、たまたま、水着を持って行ってよかった経験があり、直接、旅行会社にメールしたら、北極ではそのようなイベントは無いとはいいながらも、前回も、浜辺から泳ぐ、イベントがあったそうです。あわよくばと思い、水着を持って行ったかいがあった次第です。

これから北極に行く人たちにアドバイスがあればお聞かせ下さい

北極クルーズ

私のような人はいないと思います。今回、Tシャツしか持って行かず、手袋、帽子、ズボン下、ヒートテックは持参する必要があります。旅行会社によるかもしれませんが、携帯用の水筒があると便利です。
と言うのも、上陸した際、結構、歩くことが多いので、喉が渇きます。また、両足、靴づれをしてしまったので、靴下または、ばんそうこうが必要かもしれません。ばんそうこうに関しては、医務室で貰いましたが、歩いている間に靴づれしそうに感じた場合のためです。

ロングヤービンはそれ程、見るところが無いみたいで、折角、ノルウェーにいったのであれば、オスロやトルムソにも訪問することをお薦めします。

なお、最終日、タオルをボートで運んでくれるが、北極で泳ぐイベントがあります。事前に確認をとったところ、参加者は1割位。雪が降り、風もあったので、スタッフは参加者ゼロと思い、ボートに乗せることに注力。私の場合、絵葉書に「寒いが泳いだ」と書いた手前、何としても、とりあえず、泳がねばなりませんでした。一旦は泳ぐ体勢となったものの、タオルが届くまで、吹雪の中待機。高校生のカナダ人は、水に入ったら寒くなり、直ぐに、あがってきましたが、私は気持ちが良かったので泳いだら、岸から大分、離れてしまいました。スタッフも戻るように手を振っていました。結局、本格的に泳いだのは、私一人。そのせいか、wrap upでも名前が出されるし、3人のスタッフからはCrazyと言われてしまいました。

南極と北極の記念スタンプ

南極の好評さを受けて、北極ではポストカードを35枚書いた。やはり、船内では、ポストカードを買うのは高いので止めた方がよい。ロングヤービンの郵便局では白クマの切手があるのでそれを購入し、投函しました。

船内で洗濯を依頼するのはいいかもしれない。兎に角、Tシャツが10 NOK、ジーンズでも20 NOKと安い。南極のときと大違いでした。

ちなみに、南極は船内(無料)で、北極ではスピッツベルゲンの郵便局(有料)で記念のスタンプを押してくれます。

≪おすすめ観光スポット≫

オスロ

ノルウェーではタクシーを乗ることは兎に角、お薦めできない。僅か、数分で数千円となってしまうからだ。
空港からホテルまでは、まず、Airport Express Trainを使った方がよい。10分間隔で片道、170NOKで済む。今回、知らずに空港からオスロ間を利用した日本人から、数万円かかったと言っていた。
オスロではComfort Hotel Borsparkenに宿泊したが、荷物が重く、場所が分からなかったので、タクシーを利用したが、駅から5分の距離だった。事前にホテルの地図があれば、歩いても行ける距離だ。
オスロ市内は徒歩で3時間もあれば回りきることができるが、地下鉄利用がお薦め。地下鉄のオスロ中央駅のJernbanetorget駅、国立劇場前のNationaltheartret、国会議事堂のStortinget駅を知って入れば十分だ。

  • アーケシュフース城(Akershus slott)1299年にホーコン5世マグヌソン王によって建てられた。1308年〜1716年の間、9回も包囲されたが城は受けわたされることがなく、現在では公式行事に使われている。衛兵の交代もある。
  • 国立美術館(Nasjonalgalleriet)ムンク、ゴーギャン、ピカソ、モネ、セザンヌ等の作品が収納。1Fは無料。2階は現在、生誕150年を記念し、ムンク展を開催中。週末は1時間待ちだが、平日だと直ぐに入れる。ムンクのメモリーステッィクが可愛いかったので購入。
  • ムンク美術館(Munch-museet)1963年、ムンク生誕100年を記念し開館したが、開館にあたっては出光がサポートしている。叫びがあり、是非、お薦めの美術館である。
  • ヴィーゲラン公園(Vigelandspsrken)Majorstuen駅下車、徒歩、10分彫刻数は212点あり、見応え十分。高さ17m、総重量260トンの花崗岩の塔がある。その塔には老若男女121体もの人間が刻まれている。駅から公園まで分からなかったので、イヌと散歩をしている人に聞いたら、その方向にこれから行くと、一緒に近くまで、着いてきてくれた。
  • Engebret Cafe建物にも記載されているが1857年から営業しており、現建物は70年前に建てかえたそうだ。トナカイの肉料理が食べたくて昼訪れたが、当初、夜のみだと言われたが、本にトナカイ料理が食べられるとして来店した旨伝えると、出してくれることになった。何でも、焼くのに時間がかかるので昼は提供していないとのこと。
  • おみやげ
    ノルウェー人はパンにたらこのペーストを使うそうだ。それはまるで歯磨き粉のようだったので、それを今回のおみあげにした。
    パスタに混ぜるとたらこパスタになり、これがなかなかいける味だ。

トロムソ

北緯70度に位置する北極圏最大の町だが、市内を回るのにそれほど時間を要しない。見どころはほぼ決まっている。1220mの橋を渡ると北極教会がある。

  • 北極教会(Ishavskatedralen)1965年、ヤン・インゲ・ホーヴィにより設計された、ガラスとコンクリートを使ったモダンな教会。三角形のステンドグラスは高さ23m、面積140m2で、ヨーロッパ最大と言われている。
  • 北極圏水族館(Polaria)北極圏に生息する海洋生物が観察できる。面白いのは3つのパネルを用いた北極圏の生き物をパノラマ立体映像でみれること。
  • 北極圏博物館(Polarmuseet)1830年代に作られた古い倉庫を改造し、アザラシや白クマ狩りの様子やトロムソから飛行し、消息を絶った探検家アムンゼンの展示室がある。
  • Store Norske FiskekompanietClarion Collection Hotel Withから1分程にこのレストランがある。ノルウェー人もクジラを食べるが、ここではそのクジラをステーキを提供してくれる。
  • Information centerここでは、お金を払うと北極圏到達証明書を発行してくれる。

梶井さん北極クルーズ写真集

※画像をクリックすると梶井さんが北極で撮影した写真とコメントがPDFでご覧いただけます。

ロングヤービン

スーパーマーケットの前に集合し、そこから、バスに乗り、船着き場へ。
ロングヤービンのお店ではお酒に税金がかからない。なので、船内に持ち込むお酒をスーパーマーケットで購入するとよいかもしれない。
但し、船内で食事の時、ワインをオーダーすることになるが、それ程、小売価格と開きが無く、また、私が良く飲む、オーストラリア産のWolf blassがあったので満足。

  • 郵便局郵便局では、70NOKを出すと、パスポートに切手をはり、トナカイのスタンプを押してくれる。思い出には最適かも知れない。 

コース紹介


注)すべてのコースは、海外主催会社が催行する旅行ツアーとなります。お申込みにあたり、自己責任の上でのご参加となりますことご承知おきください。