南極観測で活躍し、映画『南極物語』にもなった15頭のカラフト犬が2013年5月15日に撤去されると聞き、早速、東京タワーへ駆けつけた。いるいる自分と同じような人がカメラ片手に!!
なんとも残念!
ここに記念像を設置した1959年。記念式典で菊池 徹先生(第一次越冬隊隊員、犬ぞり担当)は全員の犬の名前を読み上げた。ところがタロ、ジロの名前だけがどうしても思いだせず言葉に詰まった、とその当時の様子を何度も聞いたことを思い出した。とっても不思議なで出来事であったとか。
彼らは、50年以上もここにたたずんでいたわけだ。よーく顔を覗いてみると風雨にさらされたせいか溶けだして輪郭もはっきりしない犬達の顔、顔、顔。しかしどっしりとした体格、尻尾は立派で太かった。
この像は日本動物愛護協会が渋谷のハチ公を造った彫刻家に依頼し、一般市民の寄付金で造られたという。
今回、撤去される理由は、2020年の東京五輪シンボルマークを設置するためらしい。
カラフト犬達は、今後どこに行くのか。その行方がとっても気にかかる。
東京五輪も結構だが、歴史を刻んだ彼らの働きも忘れたくない事実だ。
※写真をクリックすえうと拡大でご覧いただけます