知られざる地球の不思議さと手つかずの大自然を肌で感じる究極のエコツアー。地球の鼓動が聞こえる大地「南極」、
イヌイットの住民達、野生動物との出会いがある「北極」。何かを感じさせてくれる極地旅行。
個人旅行の旅だからこそ、他では味わえない感動が!

北海道大学植物園

「南極」で活躍したタロを追って札幌に行ってきました!

「南極観測」で活躍した樺太犬タロの剥製が展示してあるのが、札幌市にある「北海道大学植物園」です。
その歴史は、古く、明治10年(1877)クラーク博士により開園された北海道で最古の植物園。建物やガラスケースは重要文化財に指定されています。とってもレトロで林の中にあるので森林浴しながら見学できました。館内には、世界で唯一のエゾオオカミの剥製や鳥類標本、北海道考古学資料などが展示されています。

写真:博物館はレトロな雰囲気でした。緑豊かな場所に位置しており町の中心にあるとは思われません。

南極で活躍した樺太犬タロ

その中にタロの剥製がいます。第一次南極地域観測隊としてタロ・ジロほか樺太犬とともに南極に渡り、犬そり担当をしていた菊地徹氏(後に映画「南極物語」の主人公モデルとなった人物です)が撮ったタロの写真も展示されていたり、南極観測前の犬ぞりの訓練写真や犬達の出身地、犬のなどの皮の名札付首輪、南極の石、南極報告書などの資料がありました。

皆さんも札幌を訪問した際には、ちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

写真:ガラスケースに展示されたタロの剥製は、凛々しくもやさしい顔つきでした。よくぞ生き延びて最後の最後まで活躍してくれたものであると感心しました。

※参考:日本南極観測隊 極第一次越冬隊・菊池徹氏手記 『真実の南極大陸』

樺太犬 タロ

1956年、第一次南極地域観測隊にソリ犬として参加した樺太犬は、調査活動で活躍したが、1958年1月、隊員交代のため派遣された宗谷丸が天候不良のため接岸できず、犬15頭が無人の基地にとり残された。

翌1959年1月、1年ぶりに再訪した隊員によってタロとジロの生存が確認された。ジロは、その後越冬中の1960年7月に昭和基地で死亡した。タロは4年余を南極で過ごした後、1961年5月に帰国し、その後は14歳7か月の老衰で死亡するまで、9年余の間、当博物館で飼育された。なお、ジロの標本は東京の国立科学博物館に保存されている。

タロ剥製前の説明文より

北海道大学北方生物園フィールド科学センター植物園

札幌市中央区北3条西8丁目
TEL:011−221−0066
www.hokudai.ac.jp/fsc/bg
アクセス:JR札幌駅、地下鉄さっぽろ駅・大通駅からそれぞれ歩いて約10分

コース紹介


注)すべてのコースは、海外主催会社が催行する旅行ツアーとなります。お申込みにあたり、自己責任の上でのご参加となりますことご承知おきください。