知られざる地球の不思議さと手つかずの大自然を肌で感じる究極のエコツアー。地球の鼓動が聞こえる大地「南極」、
イヌイットの住民達、野生動物との出会いがある「北極」。何かを感じさせてくれる極地旅行。
個人旅行の旅だからこそ、他では味わえない感動が!

田島和江のベルリンレポート 

ITB BERLIN 2012:ベルリン国際ツーリズム・マーケット展

開催場所:ベルリン国際見本市会場(ドイツ)
開催日程:2012年3月7日(水)〜11日(日)

ITB BERLIN 2012 ベルリン国際見本市会場

写真:ITBベルリン会場の南口玄関。会場にはいくつもの出入り口があり、建物内にはシャトルバスが走っている。 

ITB BERLIN 2012 チリブース

 昨年(2011年)のビジターは、一般を含め169,295人。その内専門ビジターは110,791人出展企業11,163社。参加国数188か国 総展示面積160,000m2であったように世界最大の規模の旅行見本市である(上写真:ベルリン国際見本市会場)。1日では回ってみることができないほど広い。  

 ドイツは勿論のこと、世界中から旅の情報を求めて集まってくる。各国のブースの幅も広くとってもおしゃれにその国または観光地の場所をうまく表現しており、歩きながら世界中を観光してまわれる気分にさせてくれる。いたるところでアトラクションやセミナー、イベントなどがあり、小さなグッズのプレゼントやパンフレットを手にすることができるのも楽しい。

(写真)チリブース。商談スペースには多くの人たちが訪れていた。

ITB BERLIN 2012 コスタリカブース

 今年は3月7日〜11日まで開催されており、一般のお客様への開放日は10(土)・11(日)の2日間、7日−9日が業者の商談日となる。この商談期間がすざまじい。ここで来年度以降の仕入れの打ち合わせを真剣にしている姿があちこちで見受けられる。
 また、セミナー会場の各ルームでは、過去、現在、将来のツーリズムについての問題点や旅の動向を専門家が分析そして紹介している貴重で興味をそそるセミナーばかりである。世界的に激動する経済や自然災害。低経済成長から脱しきれない状況下、ツーリズム業界も他産業と同様、厳しい状況下にあり、どの国も同じ問題に直面していることがよくわかる。

(写真)コスタリカのブースは、すべてが森をイメージしたデザイン。エコツーリズムを全面に出したレイアウトだ。

ITB BERLIN 2012 セミナー風景

 特に今年も大盛況であるITテクノロジーフロアーは人があふれている。旅行と密接に結び付くビジネスツールとして重要なのがよくわかる。2年前は、ツイッター。昨年は、SNS。特にフェイスブック、そして今年の話題はi-phone, i-pad、アプリを活用したビジネスが大きく話題になっていた。ここに参加するほとんどが、スマートフォンを手にしていると言ってもいいだろう。それだけビジネスにも大きな影響を持つツールだ。また、グリーンツーリズムやエコツーリズムを強調した持続可能な旅は、ニッチマーケットとしても重要な位置づけとしてITBで取り上げている。

また、ここ近年のアジア人の旅行者の動向がこれからのキーを担っていることを感じた。

(写真)Eトラベルワールドのセミナー風景。ここで、最新のIT用語や活用の仕方などを紹介してくれる。セミナーは毎回立ち見がでるほどの大盛況。誰もが関心を持ち、時代は今やSNSやスマートフォンを利用したビジネス展開が必要不可欠だ。

ITB BERLIN  

※下記はメッセ・ベルリン日本代表部のウェッブからの抜粋です。

【概要】 世界最大かつ最も重要なトラベル・ツーリズム・トレードフェアとして知られる「ITB Berlin」は、ツーリズム産業におけるバラエティ豊富な商品とサービスが世界中から集結し、様々な会議やイベントも行われる国際的な見本市として業界から高い評価を得ています。来場者数、出展者数ともに毎年着実に増加しています。1万社を超える出展者にとってITBは約18万人の来場者にディスティネーションの魅力をアピールし、11万人の専門ビジターとのビジネスを可能にする場です。会期中、前半3日間は商談のための「トレード・ビジターデイ」が確保されており、後半2日間は一般来場者にも開放され、出展各社は消費者へのPR活動も合わせて展開します。トレード・ビジターにとってITBは、世界180の国や地域の豊富な旅行商品について最新の情報を入手し、カウンターパートナーと直接コンタクトできる見逃せない重要な見本市です。

【展示品】 ■各国や州のナショナル・パビリオン ■ITBサプライ<ホテル、ツアーオペレーター、旅行代理店、観光協会など> ■クルーズ ■カルチャー・ツーリズム ■トラベル・テクノロジー ■トレンド & イベント<ヤング・ツーリズム/エコ・ツーリズム/エコノミーな宿泊/アドベンチャー体験/ウェルネス/旅行業界におけるリクルーティング>

【対象ビジター】 旅行代理店、旅客輸送業者、ホテルマネージャー、観光振興団体/組織、観光出版業など

【併催イベント】 ITB会議 : 会期中毎日開催される様々な会議やイベントは最新の市場動向や革新的商品に焦点をあてて実施されています。世界中から集まる専門家達の議論の場として質の高い情報価値を持っています。

 

中近東の人たちによる楽器と歌。ところどころにステージがありそこでは、さまざまなイベントが楽しめる。歩き疲れてちょっと一休み。 

おしゃれな出入り口が目立つアルゼンチンブース。各国のブースの広さはまちまちだが、アルゼンチンブースはかなり広い。出展社の数も多く、奥に商談スペースが並んでいる。 

エクアドルのブース前にいた人形のような仮装した女性。とっても楽しませてくれる。 

ニカアグラの楽団。小さな国のブースも数多くある。

中南米のブース前にいた仮装した男性。

コロンビアのブース前にいた全身黄金姿。これは何を表現しているのか??

おしゃれなブースが多い。イスやテーブルも凝っており、本格的なものばかりだ。短期間限定の展示会でもひとつも手をぬいていない。高価そうな本物ばかりだからこそ、引き立つのだろう。日本の旅行博も見習ってほしい! 

大胆な写真が目に留まった。ITBは世界中を旅している気分にさせてくれるばかりでなく、決められた空間を最大限に生かしたレイアウトや装飾にも感心させられ勉強になる。最初に参加した10年前以上の強烈な印象は今でも忘れられない。

アンゴラブース。こちらの出入り口のオブジェもおしゃれだ。

アフリカブースの前に作られた小スペースで踊るダンサー達。多くの観客の目を楽しませてくれた。 

ヨルダンの出入口には二人の守衛。

ニューヨークのブースに隣接したゲイ&レスビアンブースは、昨年以上に広いスペース。専門業者が多くいてニッチ市場であることがわかる。

アジアコーナーの看板が目立つ。どの建物にもこのように大きな看板があるが歩いてみて回るのは大変だ。一日5~6Kmぐらい歩くのでは??

中央アジアの楽団。各国の民族衣装を着たイベントはどこよりも盛況で誰もが立ち寄りしばし足を休める。 

日本のブーススタンド。いつものようにとっても控えめなブースであった。大手の旅行社やJRのスタンドが入っていた。この時期だからこそ、大胆に宣伝して欲しい。

ベルリンの町で見つけた日本復興の祈りを込めた写真パネル展。どの国の人たちからも応援メッセージをもらう。CCNのTVCMも日本の復興を願うショートメッセージが流れていた。

コース紹介


注)すべてのコースは、海外主催会社が催行する旅行ツアーとなります。お申込みにあたり、自己責任の上でのご参加となりますことご承知おきください。