知られざる地球の不思議さと手つかずの大自然を肌で感じる究極のエコツアー。地球の鼓動が聞こえる大地「南極」、
イヌイットの住民達、野生動物との出会いがある「北極」。何かを感じさせてくれる極地旅行。
個人旅行の旅だからこそ、他では味わえない感動が!

【砕氷船&往復:航空機利用】究極の北西航路18日間
日程表で見るツアーポイント

1日目(9/6):オタワ(カナダ)

オタワ集合。各自にてオタワのホテルにチェックイン。   <オタワ泊>

2日目(9/7):チャーター機→リゾリュート(カナダ)/乗船

チャーター機でカナダヌナブット準州のリゾリュートに向かいます。
午後カピタン・クレブニコフ号に乗船。ベーリング海峡を通って北へと向かう航海が始まります。

3日目(9/8):ラドストック湾&ビーチー島

北極クルーズ イメージ

ラドストック湾は白クマの生息地としても知られていますが、キャスウェルタワーのそばにある考古学史跡が印象的です。イヌイットの祖先であるチューレ文化に触れ、いかに生き延びてきたかを学ぶ絶好の機会となります。北極圏周遊にご参加の方々にとっては、ビーチー島への訪問が2度目となります。天候や光の加減でも写真の撮り方が変わってきますので、同じ場所であっても大分変化に富んだものとなるはずです。

4日目(9/9):プリンスレオポルド島バードサンクチュアリ&マクルアー海峡

ランカスター海峡にあるプリンスレオポルド島は、カナダ渡り鳥自然保護区で、ハシブトウミガラスや黒ウミガラス、アシグロミツユビカモメ、:北極フルマカモメ、ユキホオジロが数千羽生息していると言われています。ゾディアックボートで砂岩や石灰岩の崖に沿ってクルージングします。ほぼ244m程ある岩山で、ここでは375,000のうちのいくらかの渡り鳥を観察することが出来ます。白クマにも会えるかもしれません。

5-7日目(9/10-9/12):海上

この期間中にヘリコプター遊覧飛行を行います。気象状況が整えばプリンスオブウェールズ島やビクトリア島にヘリコプターで上陸したいと計画しています。上空から、砕氷船が力強く氷を砕いて進む姿を眺めてみましょう。

8日目(9/13):マーシーフォールズ&オウラヴィック国立公園

マーシーフォールズはオウラヴイック国立公園の一部で、北西地域に位置しているバンクス島には極北砂漠が広がっています。北アメリカで最も北方での航行可能な川のひとつであるトムセン川までのアクセスとして知られています。この公園はカナダでも殆んど訪れる人はいません。約12,000(平方キロメートル)ほど保護区域となっています。

9日目(9/14):サッチスハーバー&バンクス島

北西地域にある小さな村落、サッチスハーバーより上陸してみましょう。この村の名前はカナダ北極探検隊(1913年)の船「メアリーサッチス」から名付けられました。1929年に、ここにイヌイット3家族が獲物を仕掛けに来た時に定住が始まりました。1953年王立カナダ騎馬警察が独立した駐屯地を置き、ジャコウウシやトナカイ、白クマを狩猟しながら、かなり伝統的なライフスタイルで生活していました。現在でもこの村の主な産業は狩猟ですが、観光業も僅かながら営まれております。

10日目(9/15):スモーキングヒルズ

北西航路のカナダ側西海岸の端が今日の活動日程です。ボーフォート海に近く、アムンゼン湾の河口近くに来ると、スモーキングヒルズがはっきりと見えてきます。そこは褐炭の広大な鉱床地であり(カーボンリッチシェール/炭素頁岩 と サルファーリッチパイライト/硫黄黄鉄鉱)、腐食したミネラル(鉱物)が空気に触れると自然発生的に引火するところです。この丘は何世紀もの間、ずっと煙を吐き出している場所です。1850年にロバート・マックレアが、フランクリン隊の搜索に来ながら、この煙を調査しに海岸にやってきました。この煙はフランクリンによってもたらされたのか、またはその隊員達であったのか?海岸調査隊は土の穴から煙が上がっているのを発見しました。彼らは、燻っている岩のサンプルを船に持ち帰り、マックレアの机の上に置いたところ、燃え上がりました。

11日目(9/16):マッケンジーデルタ&フランクリン湾

ボーフォート海(Beaufort Sea)に注ぐマッケンジー川の河口に形成された入江は、三角州に分類されます。7,000年の間、川が運んだ土砂が堆積して広大な土地となり、様々な野生動物が生息するようになりました。マッケンジーデルタの近くでハクガンやコクガン、コハクチョウ、シロイルカなどを観察することができます。

12日目(9/17):ハーシェル島

ハーシェル島では、考古学者が数千年も前の人類の住居跡を発見しています。チューレ人が最初にこの島に定住しました。彼らは、このあたりの土着の人々であるイヌイットの祖先です。捕鯨船は、この島の自然港に入って嵐を避けました。ハドソンベイ社が貿易所を設け、カナダ王立騎馬警官隊(カナダ連邦警察)がこの島に警官を駐在させました。1987年に自然環境保全区域指定されました。この島では90種類以上の鳥が観察できます。特にウミガラスの巨大な営巣地があります。双眼鏡は手離せません。

13日目(9/18):ボーフォート

カピタン・クレブニコフ号は、ボーフォート海に針路をとります。デッキに出て、船の周囲の海洋哺乳類や鳥を追ってみましょう。群氷に出会ったら、搭載のヘリコプターで上空から船が氷を割って進む様子を眺めます。

14日目(9/19-9/20):ポイントバロー(アラスカ)/北極圏通過(チュクチ海)【日付変更線を通過】

今日はポイントバローを航行します。ここは重要な地質学上のランドマークであり、ボーフォートとチュクチ海の境界となっています。岬の沖合は、北極クジラの回遊ルートの一部となっており、1980年代後半に3頭のヒゲクジラがパックアイスに閉じ込められているのは注目を浴びた事件でした。日付変更線を通過します。チュクチ海に入った頃に1日時間を進めます。

15-16日目(9/21-9/22):チュコッカ半島(ロシア)

ロシア最東のチュコッカ半島に到着すると、この砕氷船の最後の北極海航海を記念するためにさらに多くのイベントが用意されています。クルーズ中に訪れた町々で学んだことはロシアの北極圏の土着民、カナダ、グリーンランドの北極圏の土着民のそれぞれの類似した部分や違った部分を実際に身をもって体験したことです。ここでは、セイウチの牙を使った繊細な彫刻で有名な町Uelenを訪れます。アジア大陸の最東点であるデジニョフ岬(Cape Dezhnev)に残された建物の建築様式は明らかにロシア風です。また、ゾディアックで、愛くるしい2種類の鳥が一緒に棲息しているパフィン島を訪ねます。Ittygran島の海岸には、先人達がツンドラの大地に突き刺した鯨の肋骨が低地にいまだに残っていて、「鯨の小路」として知られています。最後の上陸予定地は、Novoyo Chaplinoの訪問です。ここでは、民族衣装を身に着けた土地の人々が、トナカイと取っ組み合ったり、ロープで捕獲する伝統的な技を見せてくれます。

17日目(9/23-9/22):アナディール(ロシア)/下船→チャーター機【日付変更線を通過】→アンカレッジ(アラスカ/アメリカ合衆国)

ロシアで最も東にある都市、アナディール到着後下船します。ここからチャーター機でアラスカのアンカレッジに向かいます。
日付変更線を通過しますので、9月23日にアナディールを出発してもアンカレッジの到着日は9月22日に戻ります。その後専用バスにてホテルへ      <アンカレッジ泊>

18日目(9/23):アンカレッジ(アラスカ/アメリカ合衆国)

朝食後、各自帰国の途へ 

注)この旅行は、人里離れた場所を訪問するツアー日程です。すべての日程は、気象、氷の状況などにより上陸地や訪問地が変更になることがあります。あくまで概略日程としてご案内するものであり、確約されたものではありません。

【砕氷船&往復:航空機利用】究極の北西航路18日間
地図で見るツアーポイント

プリンスレオポルド鳥類保護区(Prince Leopold Island Bird sanctuary )

島の周囲、245mから265mの崖のあたりを鳥が舞い上がっています。北極フルマカモメ全体の20%がこの崖で卵をかえしています。この北極フルカモメだけが極北に広がる範囲に生息している唯一のウミツバメです。

マックルレ海峡(Macclure Strait)

かつて、一艘の客船だけが氷海で埋まった海峡を何とか航行できました。その客船は、キャピタン・クレブニコフ号でした。

スモーキングヒルズ(Smoking Hills)

ボーフォート海からさほど遠くなく、アムンゼン湾の河口近くは、広大な褐炭(カーボンリッチシェールと硫黄に富む黄鉄鉱)の埋蔵があり、それは、鉱物が浸食して空中に現れると自然に発火させるものです。このあたりの丘には、それが、何世紀もの間、燻りつづけています。

バンクス島(Banks Island)

カナダで5番目に大きな島です。永住地(Sachs harbor)ばかりでなく、オウラビック国立公園も定住地となっています。ジャコウウシもこの公園に生息し、また、白クマやツンドラ地帯にすむカリブー、世界の三分の二弱のハクガンが観察できます。この島には、樹木がありません。一番背の高い植物は、北極ヤナギです。平均でも約10㎝ぐらしか育ちません。

ハーシェル島(Herschel Island

ハーシェル島は、ユーコンの北端に位置しています。かつては重要な捕鯨ハーバーでした。この島は、1924年に北極の最初の刑事裁判が行われた場所としても知られています。昔の鯨骨を扱う建物が利用されました。刑は、有罪判決という結果でした。そして2人のイヌビアルイト人の絞首刑が殺人の罪で告発されました。今日では、永住者はおりませんが、白クマ、カリブー、ジャコウウシ、レミング、北極トリネズミ、ツンドラハタネズミ、そして、ときに北極キツネもこの場所で見られるかもしれません。北極クジラやベルーガがこの島の周辺の海域に姿を現すことでしょう。

イバビック国立公園(Ivvavik National Park)

唯一航空機で到着可能な場所であるユーコンにあるイバビック国立公園は、イヌビアルイト人、先住民村と協力して創り出した最初のカナダ国立公園でした。イバビックとは、現地語で「発祥地」という意味です。トナカイの分娩場の一部で領土内に保護されています。ムースは、沿岸平地にうろついているので知られています。遠くにぼんやりと現れるブリティシュ マウンテンの谷間に狩猟採集しているところをしばしば見られるかもしれません。ジャコウウシは、沿岸平地に決まって現れます。遠くにぬかるんだ地に点のように群れています。

ビクトリアアイランド/カナダ(Victoria Island,Canada)

英国より僅かに大きな島。ヴィクトリア女王の名に由来しています。

北西航路(Northwest Passage)

大西洋と太平洋を結ぶ航路。多くのの探検家たちが挑んできた航路。

ボーフォート海(Beaufort Sea)

アイルランドの海洋学者フランシス・ボーフォートに由来する。カナダと米国の間では、海底に眠る石油資源や領海問題が未決着。

北極圏(Arctic Circle)

真冬に太陽が昇らず、真夏に太陽が沈まない地点。

チュコッカ半島/ロシア(Chukotka Peninsula)

アジアの北東の端にあります。ここでは鉱業、狩猟、トラッピング、トナカイ、漁業が主な産業です。

アナディール/ロシア(Anadyr)

ロシアで最も東にある都市。ベーリング海にとって重要な漁港、港町。

アンカレッジ(Anchorage)

北米を代表する港湾都市のひとつ。アラスカ州における商工業・金融の中心地。

コース紹介


注)すべてのコースは、海外主催会社が催行する旅行ツアーとなります。お申込みにあたり、自己責任の上でのご参加となりますことご承知おきください。