北極で世紀の大発見

2014.09.26

北極で世紀の大発見

カナダのステファン・ハーパー首相は、2014年9月7日、「ジョン・フランクリン遭難調査チーム」がカナダ北極圏内に位置するビクトリア海峡で、沈没している探検船の船体を発見したと発表した。この発見で、関係者は大きな興奮に包まれている。

イギリスのエリザベス女王は直ちに、カナダの総督に対し「長い間行方不明だったフランクリンの探検船発見の知らせに驚いています。フィリップ殿下ともども心からお祝いを申し上げ、関係者の労に敬意を表します」とのメッセージを送っている。この発見はフランクリンの祖国イギリスでも大きな話題になっている。

ジョン・フランクリンは1845年、エレバス号、テラー号の2隻の探検船に128名が乗船し、ヨーロッパからアジアへぬける『北西航路』を開くべく、北極海に向かった。その後、一行の消息は途絶えてしまった。船が氷に閉じ込められ全員が死亡したと考えられている。ただ隊員の中には数年間、生存し続けた人もいたらしい。フランクリン隊の遭難を知り、数多くの捜索隊が北極海を訪れた。しかし、大きな発見に至らず今日に至っていた。

今回の調査隊は、まず船上からの音波探査で海底に横たわる物体を発見した。さらにリモートコントロールできる無人水中探査機を使って、その船体を確認した。船体は多少の破損はあるが、ほぼ原形をとどめている。2隻の船のどちらかは不明だが、この発見でもう一隻の船体発見に弾みがつくとともに、船体内がどうなっているかも次のターゲットとなる。

今回の調査はパークスカナダ研究所をはじめ、カナダ地理協会,北極研究基金、カナダ沿岸警備隊と海軍など、国の総力を挙げて,2008年から始められた。その調査域は北極海海底の数百平方キロメートルに及んでいた。多くの調査によっても分からなかったことが、170年ぶりにようやく解明の緒に就いた。

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