T.Kさんが挑戦した南極アイスマラソン

南極アイスマラソン

2013年11月20日、南極大陸で「南極アイスマラソン」が開催されました。「南極アイスマラソン」は毎年予約が殺到し、一年待ちは当たり前という人気のレース。2013年の参加者は18カ国から50名。その中のお一人、日本人女性T.K.さんはハーフマラソンに出場し、無事完走。今回のマラソンで「南極ハーフマラソン女子の部」日本人初ランナーとなりました。
T.K.さんは50代後半。単身、南極大陸で過酷なマラソンに挑戦した理由は何だったのでしょうか?
そもそも南極大陸とは、どのような所なのか、そして南極で行われるマラソンとはどのようなものなのでしょう?... 未知なる大陸「南極」の、気になるアレコレを聞いてみました。


今回のレースはハーフマラソン(21.0975Km)に参加されましたが、走っている間の出来事(体の状態など)や気持ちはどのようなものでしたか?

南極アイスマラソン参加者全員、そうだったと思いますが、私も気合いがすごかったのです。テンションがあがりっぱなし!このエネルギーはどこから??と思うほど。
今までの練習の成果をここで試してみたいと思いました。自分が過酷なる環境でどこまでやりこなせるのかまた、どんな感情をいだくのか自分自身にとっても興味があったのです。勿論、他の参加者同様、私にも走りぬく自信はありました。そのために、北海道での一人トレーニングに励んできたのですから。

でも現実は、本当に思い描いたものとはまったく逆でした。こんなにも素晴らしい景色の中で走る幸せを感じたのはほんの最初だけ。とにかく寒い。それに凸凹の雪面を走るのは苦労しました。完全防備で走る姿は、こっけいですね。顔をすべて多い隠しさらにゴーグル。走っていると自分の息でゴーグルが曇り、視界が極端に悪くほとんど前が見えません。遠くに見える小さな旗か遥か彼方に走っている人の姿を頼りに進む方向を信じるしかありませんでした。

手足は、凍傷にならないように特に気をつかっていました。特に手は重要です。大きなミトンは、マイナス35度でも耐えられるものを身に着けていました。私は、あえて日本製の衣類にこだわりました。靴は別ですが。ずっと動いているのですから身体の中から汗がでてきます。その汗が機能性の高い衣類によって外に吐き出してくれて自分の体温でまた身体を温める、そんな繰り返しですから現代の優れた技術と性能の良さに感謝でした。

南極アイスマラソン参加者の中でブラジルから来た男性がいましたが、彼は寒さの度合いがわからなかったのでしょうか。十分な手袋を持ってきていなかった為に両手すべてが凍傷にかかってしまい、大きな包帯を両手にまいていました。食事にも困ったと思います。友人が助けていましたが、トイレは大丈夫だったのか、ちょっと気になりました(笑)。

途中からは早くゴールしたい一心で、寒さを感じる余裕すらありませんでした。この環境からはやく脱出したいということで頭が一杯でした。
しかし一方、この美しい大地で走れる幸せ感は全身で感じていました。自分だけで走ってはいない。自分の周りの人たちに支えられながらここ南極大陸に来られたのであるということ。そして、主宰者のリチャードはじめ、一年半以上前から応援してくれている人たちに感謝の気持ちで一杯でした。身体全体は、この純白大陸の自然にしっかり溶け込んでいたようです。
ハーフマラソン(21.0975Km)のサークルを2回周回してフルマラソン(42.195Km)のコースとなります。途中3か所に給水所があります。 

 

何が最後まで走りぬく支えになりましたか?

くじけそうになることは、まったくありませんでした。それは私だけではありません。参加者全員が完走しました。走り切る、または歩いてでも完走することに意義があるのです。
レースにかける情熱と熱い思いがある人たちだけが参加しているのです。それだけに完走後の皆の満足しきった顔は素晴らしいものでした。そんな仲間と一緒にいられただけでも幸せものでした。一生涯の貴重なる思い出となりました。

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やっとゴール! とっても長かった!でも思ったほどエネルギーが温存していたのに自分ながらびっくりでした。 主宰者のリチャードとシャンパンで乾杯!リチャードは、2006年からこの南極アイスマラソンを主催し、100Kmを皮切りに数々の記録を達成しギネスに名を残す、世界的に有名なアスリート。アイルランドや北極点、チリのボルケーノマラソンなども主催しています。 ツアー終了後、後日証明書がメールで送られてきました!

 

南極アイスマランを終えての感想をお聞かせください。

南極アイスマラソン参加者の中で自分の人生を本当にエンジョイしている人に出会いました。常に自分を磨き周りまで楽しませてくれる人でした。

みじかに目標を立てると、ここまで自分(肉体的に)が変われるのかと思い知ったのは、健康診断でした。自分の身体の変化がビフォー&アフターではっきりと数値で現れました。練習期間中の数値は、驚くほど正常となりましたが、帰国後にパタリとトレーニングをしなくなると、みるみる筋肉の衰えと精神力が下がっていくのが見て取れました。

今は、今年の福岡マラソンをかわきりに、国内マラソンにも挑戦してみようと思っています。勿論、東京マラソンも!

世界中から50人のランナーたちが、それぞれの夢を抱いて南極の大地にやってきました。


南極アイスマラソンQ&A

なぜ南極アイスマラソンに参加しようと思ったのですか?

以前から何かスポーツをなさっているのでしょうか?

マラソンはいつ頃から始めましたか?

南極という想像を絶する環境でのレースに向けて、どのようなトレーニングをなさいましたか?

渡航にあたって、どのような準備をされましたか?

今回、南極にはどのようなルートで到達しましたか?

「南極大陸」とは、どんな場所でしたか?

「南極=ペンギン」という印象ですが、キャンプ場近辺はどんな環境なのでしょう?

南極ではキャンプ宿泊と伺いましたが、どのような環境で生活していたのでしょうか?

食事はどんなものが出るのですか?

レース当日のお天気や気温はどうでしたか?

今回のツアーでは、南極に何日間滞在されていましたか?

また、レース以外での時間、何をして過ごされましたか?

コース紹介

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注)すべてのコースは、海外主催会社が催行する旅行ツアーとなります。お申込みにあたり、自己責任の上でのご参加となりますことご承知おきください。