極地研究のスペシャリスト・神沼克伊氏の著書をご紹介!
極地関連について多くの著書を出版されている神沼克伊氏。ニュージーランドのジャーナリストから「世界で一番、南極に関する著書がある人」と評価されているように、極地研究に関して世界でも著名な先生です。
今回は神沼先生の著書をご紹介いただきながら、本を出すきっかけや執筆にあたっての苦労話、エピソードなどに加えて、これからの出版予定や今後の夢などをインタビューしました。
南極旅行、北極旅行をご計画の方、南極や北極に興味のある方など、極地に興味のある方は、是非ご参考に!

「みんなが知りたい南極・北極の疑問50」
(Q) まだまだ知らない南極・北極の疑問を丁寧に解説している本ですね。
表紙の写真をはじめ本文の中の写真は、弊社トライウエル提供でご協力させていただきました。
(A) この本は、あらかじめ編集者が、読者から極地に関する疑問、質問をつのりそれに対し答える形で執筆しました。

「南極の科学」
(Q) この本は、南極大陸のふしぎな世界をやさしくわかりやすく書かれていますね。
(A) 南極観測は、日本が50年間にわたって培った国際貢献です。人類にとっての貴重なるデータが得られることを読者に伝えたかったものです。

「旅する南極大陸」
(Q) 初めての南極観光旅行のガイドブックと言ってもよい本ですね。南極旅行を計画している旅行者にはまず読んでいただき1冊ですね。
トライウエルでも写真や実際の南極クルーズ旅行に関する情報を提供させていただきました。
(A) 南極観光に参加した人の話を聞くと、せっかく行くのに十分な情報を持たずに出発し、そして帰国していることがわかりました。少しでも役にたつようにと南極全体のガイドブックを執筆しました。事前準備にあるいは、携帯して折にふれ読んで欲しい本です。

「南極へ行きませんか」
(Q) この本は、トライウエルよりご参加される旅行者へプレゼントさせていただき、とっても好評をいただいております。
(A) 南極は、20世紀のうちは科学のためだけに使い、21世紀になったら観光にも開放すべしが持論でした。21世紀を目前に執筆しました。南極観光に反対した理由は環境保護もさることながら事故が起きた時の救援体制が皆無だからです。
神沼先生の今後の抱負
- 今後の出版予定はありませんが、「旅する南極大陸」の改定版が出ることを望んでいます。
- 1999年アメリカ科学財団よりドライバレーのニューオール氷河の中に突き出ている岩峰に「カミヌマクラッグ」と命名された場所へ、生涯に訪れることができれば本望です。
神沼先生は、その他多くの著書の中でも、「南極の四季」は、南極のバイブルとまで呼ばれています。
地球上に残された最後の白い大陸は、いつまでも地球人として守り続けなければなりません。これからも「南極」の新たな発見や変化を神沼先生の著書を通して自ら体験、発信していってもらいたいと願っています。
※神沼先生、貴重なるお時間をインタビューにご協力いただきありがとうございました。