知られざる地球の不思議さと手つかずの大自然を肌で感じる究極のエコツアー。地球の鼓動が聞こえる大地「南極」、
イヌイットの住民達、野生動物との出会いがある「北極」。何かを感じさせてくれる極地旅行。
個人旅行の旅だからこそ、他では味わえない感動が!

北西航路(Ⅴ)20日間/フーリー&ヘクラ  日程表で見るツアーポイント

第1日目:エドモントン・アルバータ州(カナダ)

エドモントンの1泊がツアーに含まれています。旅の仲間との出会いとなります。

第2日目:クグルクトゥク(旧コッパーマイン)/乗船

クグルクトゥク「流水の場所」とは妙にうまく表現したものです。確かにここで見られる美しいクグルク滝のように言いえています。夏には、美しい野花やベリー、草地が眩く輝いています。エドモントンからチャーターフライトで到着後、シーアドベンチャー号へ乗船です。
乗船後に探検リーダーはじめスタッフの紹介と船内の諸注意などオリエンテーションがあります。

第3日目:ポートエプワース

最初に目にするのが、ポートエプワースの広大な風景です。汚れのない原風景にきっと胸おどらされることでしょう。

第4日目:ケンブリッジ湾

ビクトリア島の南に位置していて一番大きな集落であるイクルクトゥティアック(ケンブリッジ湾とも呼ばれています)は人口1,400人。良漁港として知られています。地元のイヌイットは、数百年続くサマーキャンプを持っており、狩猟、トラッピング、漁業で生計を立てています。近年では、生活必需品など毎年船により運搬供給されています。地元の人たちによるダンスや歌などで観光客を歓迎していただきます。ここで自由散策としましょう。

第5日目:ビクトリーポイント、キングウイリアム島

フランクリン隊は、129名のイギリス隊員を引き連れて北西航路探索にやってきたのは1845年でした。その後、凍てついた極北の最後の数か月を過ごした遺品は、ほんのわずかなものでしかありませんでした。すべてビクトリア海峡の海氷の中に沈みすべての痕跡を絶ったのでした。放棄されたライフボート、くつわ、わずかな銅や鉄などの破片、刃物類、ボタンそして骸骨などが散乱していました。救援を求めても叶わなかった虚しさがこの残された残骸から伝わってきます。1848年ごろの出来事だったと言われています。このビクトリーポイントを訪れます。1859年以来、キングウイリアム島のあらゆる場所で多くの遺品などが見つかっています。2013年には、200点ほどの遺留品などを研究、解析しています。

第6日目:フォートロス&ベロー海峡

北極クマ

氷海の状況にもよりますが、プリンス リージェント入り江を通過し南へと航行します。アムンゼンも航海した場所です。ベロー海峡の東へと船の舳先を向けていきます。
ソマーセット島の南方の端に位置するフォートロスは、かつてのハドソン湾会社の毛皮交易の出先機関があった場所です。この近くにある古の遺跡はイヌイットや彼らの先祖たちによる集落の痕跡で、数千年の歴史があります。フォートロスを去り、ベロー海峡を通過します。潮流を避け、ゆっくりとした海流へと航行する予定です。この海峡には、海洋哺乳動物が好む栄養豊富な餌場となっています。タテゴトアザラシやアゴヒゲアザラシ、北極クマなどにも遭遇することでしょう。

第7日目:エクスペディションストップ

今日の上陸は、天候次第とします。この地域には、もっとも興味のある風景、ランドマークである野生動物のスポットがあります。場合によっては、上陸し探検しますが、これまでにめったに足を踏み入れたことがないような場所になることでしょう。

第8日目:フーリー&ヘクラ海峡

ブーシア湾を抜けフーリー&ヘクラ海峡へと進みます。この海峡の幅は2kmで、とってもチャレンジングな海峡です。ブリッジから海峡を通過する様子を眺めてみたり、海鳥や野生生物を追いかけてみましょう。

第9日目:イグルーリック

イグルーリックは、カナダの国立史跡です。4000年以上前から人が住み、今でも活気のある町です。また、Artcirqアートサーク、世界でも唯一のイヌイットのサーカス団の本拠地でもあるので、もしかすると近くにサーカス団の団員たちが寄ってくるかもしれません。

第10日目:フォックス海盆&メルヴィルパニンスバローフォール

フォックス海盆へと探検を続けましょう。ここは、あごひげアザラシ、ワモンアザラシ、セイウチなどの生息地です。白クマは、白ウサギやベルーガなどを狙っています。この海域では、ホッキョククジラやイッカクなどに出会えることでしょう。海鳥の中には、クビワカモメが10,000組もいると言われるぐらい豊富な海域です。また、小さなハクガン、ゾウゲカモメ、セグロカモメ、カナダガン、アジサシなどもしばしば見られます。

第11日目:ドーセット岬

小さな町、ドーセット岬は、カナダイヌイットアートの聖地です。ここでは、多くの芸術作品を鑑賞できます。勿論、購入することもできます。例えば、彫刻や工芸品、リトグラフ、絵画などです。住民たちの先祖は、3,000年以上前に暮らしていたドーセット文化の時代にさかのぼります。

第12日目:キミルット

バフィン島の南端の半島、伝統文化が息づくイヌイットの集落は、かつてハドソン湾会社の毛皮交易所がありました。現在、人口400人以上が住むアート&クラフト村。彫刻品や象牙彫刻細工はとっても人気のアイテムです。また、この地域でとれる面白い宝石をあしらったアクセサリーも人気商品となっています。

第13日目:アクパトック島

ウンガバ湾にある一番大きな島、アクパトックとは、近くに生息するハシブトウミガラスという意味です。白クマも良く見られる場所です。

第14日目:モニュメンタル島

モニュメンタル島では、セイウチ、白クマなどさらに野生動物に出会えるチャンスです。ゾディアックボートでも追いかけてみたいと思っています。

第15日目:海上

心やすらぐデッキや展望ラウンジから野生動物や海鳥を追いかけてみましょう。また、船内では、専門スタッフによるレクチャーが開かれます。一日、ご自由にお過ごしください。

第16日目:イクイップ サーミア

前方に漂う大きな氷塊を通り過ぎながら、美しいイクイップ サーミア氷河へと近づいていきます。ゾディアックボートで出来る限りこの氷山の周辺へ近づいてみましょう。

第17日目:イルリサット

北極の氷河

世界の奇観のひとつヤコブセン アイスフィヨルドはディスコ湾へと大きな卓上氷山がどっと流れだしています。フィヨルドの入口近くへと氷山の量にもよりますが出来るだけ近くを船で近寄ってみたいと思います。イルリサットは、クヌート ラスムッセン(Kund Rasmussen)の生まれ故郷でもあります。グリーンランドの最も有名な探検家であり、人類学者で1879年にここで生まれました。イルリサット・フィヨルドは、ユネスコが世界遺産に指定した素晴らしい地域です。少し高台まで氷河の流れている場所や景色のよい場所までハイキングしてみましょう。氷山は、数年かけてニューファンドランドの沖合まで流れて消えていきます。時間があれば、可愛い手作りの工芸品店やパブにも立ち寄ってみましょう。

第18日目:シシミウ&イティレック

シシミウの町では、伝統的なグリーンランド人のカヤッカーによる「エスキモーローリング」のデモンストレーションを披露してもらいましょう。カヤックはイヌイット語が語源です。また、グリーンランドの植民地時代から18世紀の現存する建築物や2頭の巨大な北極鯨の骨でできたアーチをくぐりこの町の散策を楽しみましょう。
船は南へと進みイティレックの集落へと向かいます。ここは、グリーンランドの典型的な町です。人口130名。真水が無い土地ですので水は貴重です。カラフルな住居がツンドラ地帯に沿って並んでいる光景はとってもチャーミングです。

第19日目:ソンドレストロームフィヨルド&カンガルッスァック/下船

北極圏の北60km、カンガルッスァックは、世界でもっても長いフィヨルドの中の一つです。ジャコウウシや北極キツネが町の周辺、ツンドラ地帯にうろついています。その後、空港まで送迎いたします。
チャーター機にてオタワへ。

第20日目:オタワ

ホテルで朝食後、各自帰国の途へ。

 

注意事項:極地への冒険旅行は、想定外の事態が起こり得ます。その度に同行スタッフは、海象、氷の状況、気象に応じてルートや日程の細部を調整することがあります。上記の日程は、あくまで概略日程でありますことをご承知おきください。

 

北西航路(Ⅴ)20日間/フーリー&ヘクラ  日程表で見るツアーポイント

カンガルッスァック(kangerlussuag)

長い氷河の先端に位置しています。ジョコウウシやカリブー、シロハヤブサの生息地です。

シシミウ(Sisimiut)

人口5,460人(2010年)のグリーンランド第2番目に大きな町でグリーンランの西海岸にあります。

イルリサット(Ilulissat)

グリーンランド語で「氷塊」という意味。イルリサット氷河の河口にあります。2004年世界遺産に登録された氷河は圧巻。

モニュメンタル島(Monumental Island)

モンニュメンタル島の名は、サー・ジョンフランクリンの記念の証しとして北極探検家のチャールズ・フランシス・ホールによって名づけられました。

キミルット(Kimmirut)

人口455人。1996年までLake Harbourとして知られていました。ハドソン湾会社の毛皮交易があった場所で、王立カナダ騎馬警察などの建物があります。

ドーセット岬(Cape Dorset)

小さな集落であるドーセット岬は、イヌイット芸術村で知られています。工芸品や、彫刻、リトグラフ、絵画など多くの芸術品を鑑賞できます。

イグルーリック(Igloolik)

イグルーリックはカナダの国立史跡です。4000年以上前から先住民が住み、今日でも活気ある町です。

ビクトリーポイント(Vicotry Point)

ジョンフランクリン隊が凍てつく極北の地で数か月過ごした場所。その痕跡がまだ残っています。

ウマナック(Ummannaq)

人口1,500名。グリーンランド西海岸に位置する町。氷河観光やフィヨルド観光が楽しめます。

バフィン湾(Baffin Bay)

大西洋の西北部にある海で北極圏に位置している多島海のひとつ。1616年初めて湾を航行したウイリアム・バフィンの名に由来しています。

バフィン島/カナダ(Baffin Island)

世界で5番目に大きな島。ノルマン人であるレイフ・エリクソンが発見した陸地にヘルランドと名づけたのが由来。現在のバフィン島と言われている。

ポンドインレット(Pond Inlet)

人口1,549人(2011年)バフィン島の北部に位置する町。

デボン島(Devon Island)

地球上で定住していない島の中で一番大きな島です。ここでは、減少するジャコウウシや海鳥、哺乳動物などを保護しています。

ダンダスハーバー(Dundas Harbour)

セイウチ、ジャコウウシなど野生動物が多く棲む地域で、かつてのカナダ騎馬警察小屋があります。

ケンブリッジ湾(CambrigeBay)

北西航路への中継点となっており、観光船や研究船などが立ち寄る場所。

プリンスレオポルド島(Prince Leopold Island)

カナダ渡り鳥自然保護区でハシブトウミガラス、黒ウミガラス、アシグロミツユビカモメ、北極フルマカモメが棲んでいる地域。

フォートロス(Fort Ross)

イヌイットや彼らの先祖たちの集落の痕跡があり、数千年の歴史があります。

ビーチー島(Beachey Island)

フランクリン隊の隊員3人のお墓があります。彼らは支給された缶詰からの鉛中毒で亡くなりました。

ベロー海峡(Bellot Strait)

小さな氷山が浮かび船が通過するのは至難の業である海峡。1937年初めてハドソンベイ会社の船が西から東へと通過できた海峡でした。

バサースト インレット(Bathurst Inlet)

定住者はいない。1821年にジョン・フランクリンがヨーロッパ人で初めて訪れた地として知られている。夏期のみ観光客やイヌイットなどが訪れます。

グジョーア・ヘブン(Cjoa Haven)

ノルウェー人からとった名。アムンゼンによって名付けられました。人口1,200名の小さな集落。

クロッカー湾(Croker Bay)

デボン島の南沿岸、ランカスター海峡とバロー海峡に位置します。 

キングウイリアム島(King William Island)

1830年スコットランド人の北極探検家ジョン ロスがイギリス国王ウィリアム4世の名をつけました。イギリスの探検家ジョン・フランクリンが消息を絶った島。

北西航路(Northwest Passage)

大西洋と太平洋を結ぶ航路。多くのの探検家たちが挑んできた航路。

クグルクトゥク(Kuglukutuk)

旧名コッパーマイン(1986年改名)人口約1,300人のイヌイットの町。

グリーンランド(Greenland)

グリーンランド語で「人の島」という意味。北極海と北大西洋の間にある世界最大の島。デンマーク領であるが自治政府があります。
 

コース紹介


注)すべてのコースは、海外主催会社が催行する旅行ツアーとなります。お申込みにあたり、自己責任の上でのご参加となりますことご承知おきください。