知られざる地球の不思議さと手つかずの大自然を肌で感じる究極のエコツアー。地球の鼓動が聞こえる大地「南極」、
イヌイットの住民達、野生動物との出会いがある「北極」。何かを感じさせてくれる極地旅行。
個人旅行の旅だからこそ、他では味わえない感動が!

2018年2月ご出発の「南極半島&サウスシェットランド諸島クルーズ11日間」にご参加された長谷川さんから体験談と共に素晴らしい写真が送られてきました。船内での過ごし方やトイレ事情など、体験した方ならではの貴重な情報も!是非参考になさってください。

南極半島&サウスシェットランド諸島クルーズ11日間にご参加の長谷川さん

写真を撮っている時もペンギンが近づいてきます

Q. 南極旅行のきっかけは何だったのでしょう?

A.
計画は2年くらい前ですが、それ以前から行ってみたいという願望は何となく持っていました。

私は50か国以上の海外旅をしていますが、最近はあまり日本人が行かない場所に興味を持っていて、その中でも究極の場所と思っていました。また南極の自然や氷河、ペンギンなども子供の頃に見た図鑑ではなく、本物を見てみたいと強く思っていました。

南極半島&サウスシェットランド諸島クルーズ11日間にご参加の長谷川さん

綺麗なブルーの氷河をバックに記念撮影。ネコハーバーにて

Q. 今回の南極旅行の目的は何ですか?

A.

  • 究極の自然に触れたい
  • 南極の写真が撮りたい 
  • 南極の野生動物に遭遇したい(ペンギン、クジラ、アザラシなど) 
  • 世界7大陸最後の大陸を制覇したい
南極半島&サウスシェットランド諸島クルーズ11日間にご参加の長谷川さん

南極に初上陸した時の記念撮影。感動しました!


Q. 実際に南極に行って感じたことをお聞かせ下さい?

A.
私の想像以上に素晴らしい体験でした。初めて南極に着いて早朝からデッキに出て流氷や氷山をみたり、南極初上陸したり、たくさんのペンギンが見られた感動は忘れられません。

またオーシャン・エンデバー号で過ごした時間も私にとって大変貴重な時間でした。トリプルキャビンで過ごしたルームメイトと一緒に食事をしたりジムやサウナで汗を流したり楽しく過ごせました。クルーズ船のスタッフもサービスが素晴らしく、部屋や船内も清潔で毎日快適に過ごせました。ヨガのレッスンやサウナも気持ちよく、ほぼ毎日楽しく利用していました。

あと、南極の海への飛び込みは寒く冷たかったですが、是非体験してみたかったし一生の思い出になりました。下船の時には涙を流してしまうほど思い出深い経験でした。

南極半島&サウスシェットランド諸島クルーズ11日間にご参加の長谷川さん

ルームメイトと探検スタッフと一緒に…


Q. 不便だった事、困ったことがあればお聞かせ下さい?

A. 有料WiFiがほとんど使えなかった事。

南極半島&サウスシェットランド諸島クルーズ11日間にご参加の長谷川さん

ネコハーバーにて。気合を入れて面白Tシャツを着てみました(笑)
(事前にスタッフからの許可を頂いています)

 

Q. これから南極に行く人たちにアドバイスがあればお聞かせ下さい

A.
南極に行く時に必要な物は(所持品という意味ではなく)、船で多くのスタッフや他の国の人と話すための英語力と社交性はあった方がいいと思いますが、個人的にはその時間を楽しむための好奇心とノリ、あと行動力が大切と思います。特にPolar plunge(南極の海への飛び込み)にノリノリで参加しないともったいない!と思います。

防寒対策は基本的な南極に行く服装であれば問題ないと思いますが、ボートでの移動や風が強い時のために首や顔など肌を覆う装備は持っておいた方がいいと思います。あと寒い時用に使い捨てカイロがあれば十分かと。 

スマートフォン利用者多くの方が使っていると思いますが、Google翻訳のアプリはオフラインでも英訳してくれるので便利です。ルームメイトとの会話でわからない単語などが出てきた場合はサッと調べられて良かったです。また、『南極大陸』のガイドブックも重宝しました。船内に英語でのレクチャーがたくさんありましたが、難しい英語で内容がちんぷんかんぷんなので、助かりました。

南極半島&サウスシェットランド諸島クルーズ11日間にご参加の長谷川さん

つがいのペンギン達は仲睦まじい姿を見せていました

 

【その他、気づいた点や注意事項など】

■防水バッグについて

防寒・防水ズボンなどは新宿ビックロにある石井山専で揃えましたが、防水バッグはケチって楽天で中国製の3,000円位のバッグにしたら防水機能が弱く中が濡れてしまいました。やはり高くてもしっかりとしたメーカーの防水バッグがよいと思いました。(私のバッグでも濡れたくない物はスーパーマーケットのレジ袋に入れておけば大丈夫ですが)

南極半島&サウスシェットランド諸島クルーズ11日間にご参加の長谷川さん

Polar Plunge前に撮りました。ノリが大事です(笑)


■ヨガ・ジムについて(オーシャン・エンデバー号の場合)

ヨガは長い船内生活においてのコンディション調整において個人的にとても助かりました。レッスンがある日は前日の夕食後にインフォメーションボードの申込表に名前を記入しますが、20名の枠が早く埋まるので参加希望であれば翌朝ではなく夕食後に予約した方がいいと思います。

ジムは揺れる船内なのでバーベルはなく、トレーニングマシンが主体で小さいダンベルが3組のみありました(1キロ、2キロ、5キロ)。トレーニングマシンは重量ではなく空気圧による往復抵抗方式(伸ばす・戻すのどちら側にも負荷が掛けられます。例えば脚のトレーニングマシンだと一つのマシンでモモ前・モモ裏の両方が鍛えられます)です。空気圧は幅広く変えられてしっかりとした負荷が変えられますが、イマイチ自分の体型に合っていないものがあったり(海外メーカーなのでよくあります)、スタッフが常駐でないので使い方がわからず苦労しました。

また、マットを敷いてのトレーニングもしましたが、ドレーク海峡での揺れで少し酔ってしまいあまりしっかり運動できない時もありました。そのような理由でジムはしっかり鍛えるというよりは身体を動かすとかエアロバイクなどで汗を流すという意味で使用するのが良いと思います。

南極半島&サウスシェットランド諸島クルーズ11日間にご参加の長谷川さん

是非ともチャレンジしてほしいPolar Plunge

<さすが!ジムのトレーナーだけあって、対空姿勢が美しいです!スゴイ体幹!>

 

■日本文化の交流

仲良くなったアメリカの学生さんと、そのお父さんに日本から持って来ていた茶道のおもてなしをロビーでしました。お茶とお菓子がとても美味しかったらしく喜んでいました。クルーズの終盤にやったため、お菓子もお茶もたくさん余ってしまい、もっと早く私も色々な方と交流して多くの方におもてなしできれば、とも思いました。 

■船内の乾燥

クルーズ船内の部屋はとても乾燥していて、毎晩深夜に喉がカラカラになるほどでした。また肌やの乾燥が酷く顔や手がカサカサになってしまったので顔や手、唇には1日に何度も保湿クリームやリップクリームを塗っていました。

南極半島&サウスシェットランド諸島クルーズ11日間にご参加の長谷川さん

Polar Plunge後のドヤ顔…「イエイ!」

 

■polar plunge

約3割ほどの人が参加していましたが、60〜70代くらいの方も結構飛び込んでいて驚きました。オーシャン・エンデバー号の公式写真を見ると、水泳選手の格好をしたりバク転して飛び込んだりと楽しんでいる方もいました。みんな入水後は寒がってすぐ上がるのですが、私は気合とノリで飛び込み、ちゃんと写真を撮ってもらえるように2〜3分浮いていました。周りの参加者からはビックリされていました。ちなみに南極の海はかなりしょっぱかったです。

南極半島&サウスシェットランド諸島クルーズ11日間にご参加の長谷川さん

船内ヨガのレッスン前

 

■上陸時及びゾディアッククルーズ中のトイレについて

日本で防寒着などを揃えていた時に、どこかのホームページに「南極にはトイレはないし、環境面から上陸時に用をたす(いわゆる立ちション)は厳禁なのでおしっこボトルは必需品」と書いてあったので、1リットルの容量のボトルを購入しましたが、使用する事はありませんでした。

移動や上陸含め2〜3時間という事もありましたが、普段私は1日に合計2リットル以上の水分をこまめに飲んでいるので以下2つの対策をしました。

船内アナウンスが流れて集合時間直前にトイレに行く。ゾディアッククルーズに乗ってから、または上陸中の水分補給は最低限にとどめる。

基本的な話ではありますが、トイレが近い方の参考になれば幸いです。ちなみに私は船内ではまめに水分を摂ってしました。

コース紹介


注)すべてのコースは、海外主催会社が催行する旅行ツアーとなります。お申込みにあたり、自己責任の上でのご参加となりますことご承知おきください。